SWAMP CHILDREN「EL FIGARO」
1982年8月発表のアルバム『So Hot』より。 以前、このコーナーで「Samba Zippy」を紹介した時、2004年にSwamp Childrenの唯一のアルバム『So Hot』がCD化されていると書いたが、 内容はアルバム収録曲全9曲に、2枚の12インチシングルから6曲をプラスした15曲入りというもの。ジャケットは新しく変更されている。 このグループのアナログ盤は中古市場で安くはないので非常にお得。 ジャズ、ファンク、ニューウェイブ、アヴァンギャルドを飲み込んだ一枚。 アルバムで2曲めにあたる「El Figaro」は、恒松正敏ファンなら “ん?どこかで聴いたような...”と思われるかも。 E.D.P.SのセカンドLP『Edges of Dream』収録の「Chippoke」とベースラインがかなり似ている。などという事は抜きにしても、緊迫感のあるベースラインとドラム、 そこへフルートやアン嬢のスキャットが被さりストレンジな空気感を作り出しているこの曲は、 「Samba Zippy」と並んでアルバムを代表する曲と言っていい。