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10月, 2004の投稿を表示しています

THE GO-BETWEENS「STREET OF YOUR TOWN」

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1988年8月発表のアルバム『16 Lovers Lane』より。 The Go-Betweensは1978年にオーストラリアで結成、後にイギリスに活動を移しニューウェイブ、ネオアコースティックの流れの中で活躍した。この曲は彼らの6枚目のアルバムにしてラストアルバム収録曲で、シングルカットもされている。ギターのストローク、カウントからベースが入り、 "Round and round, Up and down, Throuh the streets of your town" と歌われる軽快で、乾いていて、可愛らしくて、どことなく儚げなポップソング。アマンダ・ブラウンの甘いコーラス。ベーシストのジョン・ウィルスティードが弾いているというギターソロも乾いた味でいい。 春や秋のよく晴れた休日に聴きたくなる曲。

THE GROOVERS「情炎」

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2003年2月発表のアルバム『SETZNA』より。 藤井一彦の作る歌詩は、アルバム・リリースを重ねる毎に鋭さ、表現の豊かさが増しているが、この「情炎」には凄いなと思わされた。 “命綱のロープの結び目のようなふたり” 固く結びついているふたりを、こう表現できるなんて。 必死に共に生きてきた古風(“作者の名も知られぬ、古い絵のよう”)なふたりが、辿り着いたどこかの静かな目的地で、お互いの内なる情炎に気付く...。 それは「固く結びついている」ふたりにとって“小さくても致命的なほころび”なのか。アコースティック・ギターのイントロから始まり、激しいギターサウンドに変わるミディアム・バラード。