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ましまろ「天国の扉」

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真城めぐみ、真島昌利、中森泰弘の3人組ユニット、ましまろが2016年にリリースした2枚目のシングル「遠雷」にボブ・ディランの日本語訳詞カヴァー「天国の扉」が収録されている。 原題「Knockin' On Heaven's Door」、直訳だと“天国の扉を叩く”だが、ディラン・オリジナルの邦題は「天国への扉」だった。 歌われている訳詞は真島昌利によるもので、ほぼ原詞通りだが、ディランの歌詞が2番までなのに対し真島の訳詞は3番まであり、2番の“今までやってきた事が/今夜俺を打ちのめす”と3番の“ママ いい子になれなかった/どうしてもなれなかった”という部分を追加しているようだ。ほぼ日本語に訳し切ったのが潔い。 YouTubeにはシングル「遠雷」に収録されたヴァージョンとは歌詞が違うライヴ音源がアップされている。こちらもすっきりした仕上がりでなかなか良い。 CDシングルの他収録曲は真城めぐみのヴォーカルでボサノヴァなタイトルトラック「遠雷」と、真島がブルースを唸る「海と肉まん」どちらも真島昌利の作詞作曲。

PANTA参加ディスク3. Piggy 6 oh! oh!『DON'T LOOK BACK』

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ミュージックマガジン増刊『パンタ/頭脳警察 反骨のメッセージと叙情が交差するロック詩人の航跡』のディスコグラフィのなかで紹介しきれなかったと思われる幾つかのディスクを取り上げてみたい。 Piggy 6 oh! oh!はデザイナーの山本耀司をメインヴォーカルに、鈴木慶一、真城めぐみ、あがた森魚、パンタ、早川義夫、鹿島達也、西海孝、小島徹也が参加したユニットといっていいのかな。このアルバムのプロデュースは鈴木慶一、収録されている7曲は全てカヴァー曲。1996年3月25日、アゲント・コンシピオよりリリースされた。 パンタはザ・ドアーズ「People Are Strange」のカヴァーで山本耀司とともにヴォーカルを担当している。演奏はギターとマンドリンが西海孝、ベースはスーパーバッドの鹿島達也、ドラムが小島徹也。スローなアレンジで、ウッドベースの響きが印象的なアコースティック・テイストで仕上げている。パンタの声はドアーズの曲にあっているな。『THE COVER SPECIAL』の「The End」も良かったし。1999年リリースのCDシングル「雨の化石」に収録されていたブレヒト/クルト・ヴァイルのカヴァー「アラバマ・ソング」はドアーズもカヴァーしてたし。 他の楽曲を少し紹介すると(特に記載のない楽曲のヴォーカルは山本耀司) 「Down By The River」(ニール・ヤング)ヴォーカル:山本&鈴木慶一 「The House of The Rising Sun」(トラディショナル) 「Just Like A Woman」(ボブ・ディラン)ヴォーカル:山本&あがた森魚 「君をさらって」(早川義夫)コーラスで早川義夫が参加 「500 Miles」(ヘディ・ウエスト)コーラスでパンタ参加 「It's All Over Now Baby Blue」(ボブ・ディラン) 参加メンバーのフォト(ブックレットより)

ましまろ「ガランとしている」

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2015年5月13日、ariola/ソニーからリリースのシングル。 クロマニヨンズの真島昌利(G.Vo)、 ヒックスヴィルの真城めぐみ(Vo)と中森泰弘(G.Vo)という3人で結成された“ましまろ”のデビューシングルで4曲入り。 メインヴォーカリストは真城のようだけど、オリジナルの3曲は真島昌利の作詞・作曲だし、バディ・ホリーのカヴァー「ハートビート」は真島の日本語詞が歌われているからマーシー・ワールドは堪能できる。ゲストでベースにハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、ドラムに岡本啓佑(黒猫チェルシー)が参加。 真島がかつて在籍していたブルーハーツは1987年のメジャーデビュー当時シングル何枚か聴いたけど、パンクロック勃興からほぼ10年たった頃で、今更初期パンク・タイプのストレートなサウンド(大雑把に言うとピストルズ・クラッシュ・ラモーンズの影響下)を聴くのもなぁ、と思っていた。私よりもう少し下の年代が聴く感じだった。1989年に真島昌利がリリースしたソロ・アルバムが気に入ってからブルーハーツの真島ソングを聴くようになったけど。 そのマーシーのソロ『夏のぬけがら』に通じるフォーキーでやわらかな「ガランとしている」は、百合、薔薇、鬼灯と植物の名前が出てくる謎めいた歌詞、それに “何もないようなふり” っていう言葉がひっかかるなぁ。隠れたメッセージがありそうな。誰もいなくてガランとしているけど、それは目には見えない何かがあるから…、っていうのは考え過ぎか…。 その他、2曲目の「公園」はガレージ感のあるナンバー。今はなくなってしまった思い出の公園の歌で、何故なくなってしまったのか、その跡地に何が出来たのかもわからないが、怒気を含んだマーシーの声からは、幼いころから通っていた公園がなくなってしまった事に対する強い憤りが伝わる。 「しおからとんぼ」はマーシーのヴォーカルから始まるが、“夕立のひとしづく”なんて歌詞、昭和で懐かしい感じだなぁ。夕立っていう言葉から受ける夏の雨のイメージは、近頃の酷いゲリラ豪雨みたいなものと違う印象だ。 バディ・ホリーの「ハートビート」は原曲のドキドキ感を日本語に意訳した少年の恋のときめき。オリジナルと同様軽快なカヴァー。 “木造校舎”って言葉がこれまたレトロ。 次はアルバムか…リリースは9月2日。