TH eROCKERS『ROCK'N' ROLL』
2019年4月17日、ポニーキャニオンからリリースのアルバム。 TH eROCKERSのニュー・アルバム! 再結成のライヴ・アルバム『リップ・サーヴィス』が1991年にリリースされているが、TH eROCKERSのスタジオ・アルバムとしては『ハンキー・パンキー』のリリースが1981年だったから、なんと38年振りだ。メンバーはVo陣内、B穴井のオリジナル・メンバーに加え、2014年の再結成から参加しているギターの澄田健、2018年から参加したドラムにブルー・トニック〜ザ・スリルの田中元尚、ギターにモーサム・トーンベンダーから百々和宏。 オープニングの「糸島の太陽(カリフォルニア・サン)」はリヴィエラズ〜ディクテイターズ〜ラモーンズも演奏していた「California Sun」のカヴァー(オリジナルはジョー・ジョーンズ)。歌詞はダンドイ舞莉花と陣内による日本語詞で、カリフォルニアならぬ福岡・糸島の海岸を舞台にした博多弁で歌われる痛快でFUN FUN FUNなナンバー。 続いて「可愛いアノ娘」。これまでスタジオ・ヴァージョンがリリースされていないTH eROCKERS初期からの代表曲で、TH eROCKERSファンの誰もがスタジオ・ヴァージョンを待ち望んでいたが、やはり38年振りとなるスタジオ・アルバムに収録することでケリをつけたかったのだろう。うれしい1曲だ。 軽薄で浮気な性格だけれども憎めない色男を描かせたらピカイチな陣内作詞、TH eROCKERS作曲の「三流の恋仇」、ザ・フー〜ザ・ジャムもカヴァーしていた「HEAT WAVE」、オリジナルはマーサ&ヴァンデラス。歌詞はダンドイ舞莉花と陣内による日本語詞で、熱病にかかったような恋の病を歌う。 恋の終わりでも強がりを、そしてクリスマス・ソングともいえそうなラモーンズ・ライクなポップ・ナンバー「恋のファンファーレ」、プレスリーのカヴァー「サスピシャス・マインド」。これも歌詞はダンドイ舞莉花と陣内による日本語詞。恋に落ちたが故に疑心暗鬼になる心情、それが恋の罠なんだと歌うアコースティック・フレーヴァーな曲。「恋に溶けてゆく」は高橋研作詞・陣内作曲のロカビリー・タッチ。エッジの効いたギターがカッコいい。 福岡民謡の「黒田節」は意外な選曲だが、田中のダイナミックなドラミングを生かしたアレンジで、ディック・デイル「Mis...