投稿

ラベル(中西俊夫)が付いた投稿を表示しています

追悼・中西俊夫 TYCOON TOSH feat.MEW

イメージ
あれから6年…。 2017年2月25日に亡くなった中西俊夫(Tycoon Tosh名義)がヴォーカロイドを使用して2012年に制作した「WORLD'S END」。坂本美雨の声を使用したヴォーカロイドで制作されている。 もともとは2007年にナチュラル・カラミティのクニ杉本とTycoon Tosh and Kuni Sugimotoとしてリリースした『LET IT DUB』に収録されていた楽曲のリメイクだ。 メロンの「Final News」、ソロワークでの鉛装丁カセットとかチェルノブイリ後にリリースした『Chinasyndrome』と、反核・反原発の立場を明確にしていたミュージシャンでもあった。 この曲にもその願いは込められている。

中西俊夫著『プラスチックスの上昇と下降、そしてメロンの理力・中西俊夫自伝』

イメージ
K&Bパブリッシャーズより、2013年7月出版。 1956年生まれ57歳、プラスチックス、メロンの中心メンバーであり、メジャー・フォース・レーベルの設立者でもある中西俊夫の自伝が出版された。英題 " THE RISE AND FALL OF PLASTICS AND MELON, MAJOR FORCE BE WITH YOU " はデヴィッド・ボウイのもじりか。 これを読むと、プラスチックスが佐久間正英を除き素人というかイラストレーター、デザイナー等のクリエイターが遊び半分で結成云々…というものではなく、中西自身かなりの音楽マニアであり、中西に関してはもともとミュージシャン志向だったのだろう。なにしろ中3でグランドファンクの来日公演に行き、エレキ・ギター(グヤトーン製)とアンプとファズを手に入れ、翌年ゼップの来日公演に行き、高校の修学旅行を欠席してデヴィッド・ボウイの来日公演に行くくらいだ。高校卒業後にはセツ・モードセミナーに通いつつ原宿キディ・ランドでメロディ・メーカー、NMEなどの音楽紙や洋書の音楽雑誌を手に入れてたと書いてある。 1976年にはプラスチックスを結成、パーティ・バンドとしてボウイやヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ロキシー・ミュージックなどのカヴァーを演奏していたが、決定的だったのは取材に行ったボウイから「オリジナル曲を作れ」という助言を受けたこととセックス・ピストルズの登場。もちろん色々なところから影響は受けたと思うが、中西はこれからはクラフトワーク+ピストルズという考えになったらしい。 1977年には日本コロムビアのスタジオでデモを録音している。録音されたのは5曲で、この自伝の付属CDに収録されている(今回が初リリース)。収録曲は以下の通り。 「Anti Christmas」 「Digital Watch」 「I Am Plastic」 「Tokyo Banzai」 「Hate」 このデモのプロデューサーは何故か本文中では「山***」と伏字になっているが、2005年のタワーレコード・オンラインの記事 『中西俊夫のニューウェイヴな世界』 で中西は別に隠さず「山下達郎がプロデュースしてる」とコメントしている。 ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムス、コーラス×3の計8人という初期のバンドサウンドが録音され...