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小出亜佐子著『ミニコミ「英国音楽」とあのころの話 1986-1991』

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2019年12月DU BOOKSより出版。 青山学院大学の音楽サークル“ 英国音楽愛好会 ”が発行していたミニコミ「英国音楽」に4号〜12号まで関わった小出亜佐子による当時の回顧録が出版された。 自らが発行人となった1986年春の「英国音楽」5号発行から1991年12月31日に小出が企画(バンドの選定)したオールナイト・イベント“ Hello 1992 ”(at クロコダイル)開催までをひとつの括りとしているようだ。小山田圭吾やペニー・アーケードの佐鳥葉子らが参加した座談会や仲真史(Big Love Records)のコラムなども楽しく読める。内容を簡単に紹介すると…。 著者は1965年生まれ。音楽の嗜好はサザンオールスターズから、ジャム、スタイル・カウンシル、その流れから東京モッズ系のバンドのライヴに通い、キュアー、アズテック・カメラ、バニーメン、ニューオーダー、ジュリアン・コープなどの来日公演に足を運び、スミスやオレンジ・ジュースなどUKポスト・パンク、ニューウェイヴへ移り、大学2年でサークル“ 英国音楽愛好会 ”に勧誘され入会。 ほぼ出来上がっていた「英国音楽」4号(1985年)から小出はミニコミ制作に参加、発行が危ぶまれた5号(1986年春)からは自らが発行人となり、6号(1986年夏)から小出の“ 完全私物化 ”となり、7号(1986年冬)からは、英国音楽だけではなく、東京モッズシーンやネオGSのバンドも取り上げ、ロンドン・タイムスやファントムギフトのインタビューも掲載、それらのバンドのライヴでミニコミを手売りしていたようだ。 8号(1987年春)は小出が英国へ留学のため後輩に託し、9号(1987年夏)ではブルーハーツのインタビューを掲載している。10号(1987年冬)をはさんで、11号(1988年夏)ではロリポップ・ソニック等を収録した初のフレキシ・ディスク付きとなった。続いて12号(1989年5月)もフレキシ付きだったがこれが最終号となる。 オレンジ・ジュースやジャズ・ブッチャー、パステルズ、TVパーソナリティーズ、ヴィック・ゴダードなどのイギリスの音楽を紹介しながら、日本のビート系、東京モッズ、ネオGSという当時の日本の旬なシーンも紹介し、ペニー・アーケイド(ポートレート・レコードから1988年にリリースされたオムニバス『NEO?』に参加)、ロリポッ...