投稿

3月, 2005の投稿を表示しています

REDRUM「SLEEP」

イメージ
2004年9月発表のミニ・アルバム『ANSWER SONGS』より。 キューブリックといえば、このバンドも「シャイニング」にちなんだバンド名。REDRUMの表記正しくは、Dの後のRが左右逆なんだけど。後ろから読むと...。 1999年にデビューCDがリリースされた時、ラジオで紹介されていたのを聞いて(確かメンバーがゲストだった)いいネーミングだなと思い、 ずーっと気にはなっていたのだが、音を聴いたのは、この7枚めのミニアルバムが初。 1曲目のビート全開ロックンロールナンバー「SLIDER」もいいけど、 デイヴィッド・リンチ/アンジェロ・バダラメンティのフローティング・ミュージックを感じさせる、4曲目の「SLEEP」が気持ちいい。 弦の響きのはっきりとしたギター・フレーズ、少し不安定なYUMIのボーカル、しっかりとしたドラミング、中盤でノイジーなギター爆発。 聴かせます。 ひとつ気になるのはベースのミックスが(アルバム全体で)少し引っ込み気味なところかな。 ジャケが『CMC』な気がするのは私がルースターズファンだからか?

スーパーミルク「ゴキブリ天国」

イメージ
2001年7月発表のアルバム『ライブ・エレキダンス 1979~1980』より。 70年代末関西パンク/ニューウェイブ・シーンの知られざるバンド、スーパーミルク。バンド名の由来はキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」でマルコム・マクドゥエルたちが飲んでいるドラッグ入りミルクの名前から、というのがイカす。 1979年~1983年までの活動期間にレコード・リリースはなく、ライブを集めたこのアルバムが初リリースとなった。 歌詞の掲載もなく、オーディエンス録音のために音質があまり良くないので、歌っている内容が聴き取り難いが “片手にニコチン、心はマシーン、唇にコーラ、背骨は湾曲” で始まる「ゴキブリ天国」が気に入っている。 シンセサイザーがピコピコというより、キュルキュルと鳴り響く中、 “つぶらな瞳を輝かせた30cmのゴキブリ”に支配された町で、 “せめて俺たちはくたばる時までエレキダンス”  とゴキブリの時代を歌ったスラップスティックでポップな曲。 当時スタジオ録音でシングル・リリースしていたら日本のパンク/ニューウェイブ史に残る名曲になっていただろう。