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OMNIBUS a Go Go Vol.59『REVOLUTION ROCK -A Clash Jukebox-』

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クラッシュのベーシスト、ポール・シムノンがセレクトした、クラッシュが影響を受けた/カバーした曲の“オリジナル曲”を集めたコンピレーション。リリースは2006年。 このコンピに収録されていてクラッシュがカバー・バージョンを発表しているのは、 ジュニア・マーヴィン「Police And Thieves」 メイタルズ「Pressure Drop」 ボビー・フラー・フォー「I Fought The Law」(オリジナルはソニー・カーティスでカントリー色が強い) ヴィンス・テイラー「Brand New Cadillac」 ロイド・プライス「Stagger Lee」(「Wrong 'Em Boyo」のイントロとして) ルーラーズ「Wrong 'Em Boyo」 ダニー・レイ「Revolution Rock」 ウィリー・ウィリアムス「Armagideon Time」 ブッカーT & MGs「Time Is Tight」 ジェイムス・ブッカー「Junco Partner」(ジョー・ストラマーはThe 101'ersでも演奏していた) モーズ・アリスン「Look Here」 この他は、クラッシュがリハーサルやライブのウォームアップ、サウンドチェックなんかで演奏していた曲。その中で3曲はブートレグでカバー・バージョンを聴いた事があった。 デスモンド・デッカー・アンド・ザ・エーシズのレゲエ「Israelites」(随分パワフルなロックンロールで演奏されていた) ボ・ディドリー「You Can't Judge A Book By It's Cover」(個人的にはヤードバーズのカバーで馴染みがある曲) アメリカのカントリーシンガー、ロジャー・ミラー「King of The Road」(オリジナルに近い感じで演奏していた)。 他に、 ジョナサン・リッチマン「Roadrunner」 トロッグス「I Can't Control Myself」 キンクス「Dead End Street」 ラモーンズ「Blitzkrieg Bop」 アンソニー・ニューリー「Pop Goes The Weasel」 アルトン・エリス「Dance Crasher」(マイキー・ドレッドにカバーを薦められたそうだがレコーディングはされなかった)が収録されている。 サン

平野悠 著『ライブハウス「ロフト」青春記』

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2012年6月出版。 ロフトの創始者平野悠が1号店“烏山ロフト”出店(1971年)から新宿ロフト移転(1999年)までを綴った本が出版された。 15人も入れば満杯の山小屋風スナック烏山ロフトから始まり、ライブも出来る西荻窪ロフト開店(1973年)、騒音問題やキャパの狭さを解消する為 荻窪ロフト開店(1974年)、音楽シーンの動向を敏感に読み取り下北沢ロフト開店(1975年)、渋谷屋根裏や新宿ルイードに刺激を受け日本のロックシーンの最前線で走り続けたいという希望を持って新宿ロフト開店(1976年) という怒涛のロフト拡大のスピードは無謀ともいえるし驚嘆すべき事だ。その間様々なエピソードがあったろうし、実際書かれてもいる。例えば、 烏山の坂本龍一、 西荻窪の山下洋輔や森田童子、 荻窪のティンパンアレーセッション、 下北沢のタモリやサザンオールスターズ、 についてのエピソード、各店舗の出店に関してや客との関わり、苦労話なども書かれているが、話しの展開が早く、妙にあっさりしていて深く掘り下げて書かれていない印象を受けてしまうのが残念だなとも思った。ここまでで全体の半分くらい。 後半は新宿ロフトだ。 1976年に開店し、お店と平行して“新人発掘”や“ロフト・レコード”も企画したがこちらはうまくいかなかったようだ。周囲の影響もあり1979年3月には金土日祝日に限定していたライブを毎日おこなうようになっていく。時代はパンク・ニューウェイブ期。1979年夏のイベント“Drive to 80's”に関してや その企画者・地引雄一との短いインタビューもある。ロフト・ニューウェイブ御三家と題されて、ARB、ルースターズ、アナーキーの3バンドが短いながらも独立して取り上げられている(各2ページほど)。 興味深いところでは柏木省三に関するエピソードもちらり。 その他、タコ(山崎春美)、スターリン、非常階段、じゃがたら、ハードコア勢、東西ヘヴィメタル勢が取り上げられている。BOOWYには最も多い7ページほどをつかってエピソードが書かれている。私も通った西新宿の輸入レコード盤店・海賊盤店についても(短いが)言及があるのも面白い。 1980年に平野の息抜き場所ともいえる自由が丘ロフトを開店するも、1984年頃には平野にとってロフトの経営が苦痛になっており、1984年10月には無期限世界放浪

坂本龍一 x Shing02 x TOKiMONSTA「Odakias」

坂本龍一 x Shing02 x TOKiMONSTA徹夜で仕上げた“ Odakias ”(=再稼働/Saikadoのスペルを‘反対’にしたもの) 「Odakias」を公開。 here is tokimonsta & shing02 version! solidarity for the protest against the restart of Oi nuke plants by ryuichi sakamoto, shing02 and tokimonsta.