OMNIBUS a Go Go Vol.59『REVOLUTION ROCK -A Clash Jukebox-』

クラッシュのベーシスト、ポール・シムノンがセレクトした、クラッシュが影響を受けた/カバーした曲の“オリジナル曲”を集めたコンピレーション。リリースは2006年。

このコンピに収録されていてクラッシュがカバー・バージョンを発表しているのは、
ジュニア・マーヴィン「Police And Thieves」
メイタルズ「Pressure Drop」
ボビー・フラー・フォー「I Fought The Law」(オリジナルはソニー・カーティスでカントリー色が強い)
ヴィンス・テイラー「Brand New Cadillac」
ロイド・プライス「Stagger Lee」(「Wrong 'Em Boyo」のイントロとして)
ルーラーズ「Wrong 'Em Boyo」
ダニー・レイ「Revolution Rock」
ウィリー・ウィリアムス「Armagideon Time」
ブッカーT & MGs「Time Is Tight」
ジェイムス・ブッカー「Junco Partner」(ジョー・ストラマーはThe 101'ersでも演奏していた)
モーズ・アリスン「Look Here」

この他は、クラッシュがリハーサルやライブのウォームアップ、サウンドチェックなんかで演奏していた曲。その中で3曲はブートレグでカバー・バージョンを聴いた事があった。
デスモンド・デッカー・アンド・ザ・エーシズのレゲエ「Israelites」(随分パワフルなロックンロールで演奏されていた)
ボ・ディドリー「You Can't Judge A Book By It's Cover」(個人的にはヤードバーズのカバーで馴染みがある曲)
アメリカのカントリーシンガー、ロジャー・ミラー「King of The Road」(オリジナルに近い感じで演奏していた)。

他に、
ジョナサン・リッチマン「Roadrunner」
トロッグス「I Can't Control Myself」
キンクス「Dead End Street」
ラモーンズ「Blitzkrieg Bop」
アンソニー・ニューリー「Pop Goes The Weasel」
アルトン・エリス「Dance Crasher」(マイキー・ドレッドにカバーを薦められたそうだがレコーディングはされなかった)が収録されている。

サンダークラップ・ニューマン「Something In The Air」は、セカンドアルバム『動乱』レコーディング時にサンディ・パールマンに薦められて レコーディングしたが、ポールの強い反対でレコード化されなかった、らしい (私の英語力では難しいが、ライナーのポールの解説を読むとそうらしい)。もしレコーディングされているとしたらこの曲を歌ったのはミックかな…。
という全21曲が収録されていて、個別にオリジナル曲を収集するとなると大変なので重宝したコンピレーションだ。

でも、イコールズ「Police On My Back」が収録されていないのは何故? 

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