WHITE HEAVEN『NEXT TO NOTHING (Remastered and Expanded)』
ホワイト・ヘヴンのサード・アルバム『NEXT TO NOTHING』。1994年に4曲入りミニ・アルバムとして自身のレーベルNOON DISKからCDリリースされたが、1996年になり「Look of Love」をロング・ヴァージョンにし、新たに「Strange Bedfellow」と「Wednesday」を追加収録した6曲入りアルバムとしてアナログのみ、250枚の限定盤でリリースした。 その長らく入手困難だったアナログ盤仕様の『NEXT TO NOTHING』が30年の時を経てアメリカのレーベルBLACK EDITIONSからリマスター、3曲の未発表ヴァージョンを収録した2枚組LPとして2026年5月に再発された。これは是非とも手に入れねば…しかし最近のアナログ盤は2枚組ともなると8,000円前後…なかなかに高価な商品ではある。配信も開始されているが結局フィジカルで入手。トレペに包まれ、重厚な作りのゲートホールド・ジャケット、メタリックに印刷されたジャケット・アートと丁寧な再発である。 1枚目は1996年リリースのアナログ盤仕様のリマスターで、CD盤には未収録だったリリカルでドラムレスの「Strange Bedfellow」、5分以上のフィードバック・ノイズが冒頭に吹き荒れ10分近くに拡張したロング・ヴァージョンの「Look of Love」、インストでガレージ/サーフな印象もある「Wednesday」の3曲が聴けたのは感激。2枚目は45回転盤で、3曲の別ヴァージョン(別テイク)、C面には中盤のソロがオルガン〜ギターになっている「Midsummer Stroll」を、D面にはギターの弾き語りで始まりバンドのライヴ感のある「Look of Love」と、こちらもバンドのグルーブ感のある「Shadow of The Sun」を収録している。 今回リリースのアナログ盤は半透明のトレーシングペーパーに包まれていた。 1994年にアナログ盤に先駆けてリリースされたCD仕様の『NEXT TO NOTHING』。ジャズ、ボサノヴァ、ラウンジ、ソフト・ロックを内包しながらもメランコリーなサイケデリア。気怠い夏の午後の眠りのようだが時折鋭い光を放つ。4曲でトータル約20分だがコンパクトな魅力がこのCD仕様にはあると思う。完成度は非常に高い。 WHITE HEAVEN『NEXT TO...