ユーミンストーリーズ NHKドラマ化
以前ユーミンのトリビュート短編集『YUMING TRIBUTE STORIES』を紹介したが、その中から3つの短編「青春のリグレット」、「冬の終り」、「春よ、来い」がドラマ化された。1つの短編を1週月〜木曜4回で放送するようだ。個人的には小池真理子と桐野夏生の作品もドラマ化して欲しかったなぁ。
以下、ドラマの紹介・解説はNHKの「ユーミンストーリーズ」ホームページより引用。
幅広い層に愛される松任谷由実の名曲からインスピレーションを得て、3人の小説家が生み出した3つの物語。ドラマ化をするために、映画、ドラマ、ミュージックビデオなどで活躍する3人の監督、3人の気鋭脚本家、豪華出演者たち、トップクリエイターが集結。それぞれの創造力が掛け合わされたストーリーは、郷愁の念を抱かせ、切ない気持ちへと誘い、一歩前に踏み出す勇気を与えます。一日の終わりの15分、ユーミンの名曲に思いはせながらホッと一息つけるオムニバスドラマを3週に渡ってお届けします。
第1週「青春のリグレット」(15分×4話) 3月4日(月)~7日(木) 夜10時45分
【原作】綿矢りさ 【脚本】岨手由貴子 【出演】夏帆、金子大地、片桐はいり、中島歩 ほか 【語り】ジェーン・スー 【演出】菊地健雄
<あらすじ>
結婚して4年で夫に浮気され、夫婦関係が破綻しかけている菓子(かこ) [夏帆]。まだやり直せる。そう考えた菓子は夫の浩介[中島歩]を旅行に誘うが、その旅先で、昔ある人に言われた言葉が実は重要な意味を持っていたことに気づき・・・。青春時代の記憶が後悔となって呼び起こされる、ほろ苦い恋の物語。
「青春のリグレット」収録アルバム『DA・DI・DA』(1985年)
第2週「冬の終り」(15分×4話) 3月11日(月)~14日(木) 夜10時45分
【原作】柚木麻子 【脚本】ねじめ彩木 【出演】麻生久美子、篠原ゆき子、伊東蒼、クリスタル ケイ、浅田美代子 ほか 【演出】箱田優子
<あらすじ>
スーパーでパートとして働く藤田朋己[麻生久美子]は、新しく入ったパートの仙川真帆[篠原ゆき子]と全く会話が続かず気まずい思いを募らせる。しかし有線である曲が流れた時、初めて変化が訪れた。もう一度、少しだけ日常に変化を。一人の思いをくみ取ったパート仲間によって、ちょっとした大ごとに発展してしまう友情の物語。
「冬の終り」収録アルバム『Tears and Reasons』(1992年)
第3週「春よ、来い」(15分×4話) 3月18日(月)~21日(木) 夜10時45分
【原作】川上弘美 【脚本】澤井香織 【出演】宮﨑あおい、池松壮亮、白鳥玉季、小野花梨、岡山天音、田中哲司 ほか 【演出】奥山大史
<あらすじ>
一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ[宮﨑あおい]。誰のために使ったら良いのか。亡くなった母は誰のために使ったのか。疑問の答えを求めてたどり着いた先に、同じ“あれ”の力を授かった雄大[池松壮亮]、生きることをつらく感じる中学生の多英[白鳥玉季]が見えない糸で導かれ・・・。誰かを思う気持ちが春を連れてくるあたたかな物語。
「春よ、来い」収録アルバム『 THE DANCING SUN』(1994年)
右上のジャケ写は1994年リリースのCDシングル「春よ、来い」で、アルバムとはミックスが異なり、特にドラムのキックの音量の違いが顕著なシングル・ヴァージョン。