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THE ZOMBIES「HUNG UP ON A DREAM」

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1968年4月発表の『Odessey & Oracle』より。 ゾンビーズを好んで聴くようになったのは、1990年代前半にセンチュリーから出てたソフト・ロックのコンピレーション盤『Love Suite』を聴いてから。ゾンビーズの他には、ニルヴァーナ/UK、フラワーポット・メン、モンキーズなどが収録されていて、私をソフトロックへ導いてくれた好コンピレーションだった。 ビート・バンドと思っていたゾンビーズだが、このコンピに収録されていた7曲は「Hung Up~」を含む6曲が『Odessey & Oracle』から、1曲が解散後に「ふたりのシーズン」のヒットにより、CBSから要請され新たに録音した曲からの「Smokey Day」で、そのソフトながらサイケデリック、構成が複雑ながらポップな曲にこのバンドの素晴らしさを認識、 彼らのセカンド・アルバムを入手したのであった。 「Hung Up On A Dream」はリリカルに響くピアノのイントロから、夢の中を彷徨うような憂いのあるメロディに効果的なバッキング・ギター、ドラムのフィル、ストリングス、ギターが絡み合う間奏を経て、 “A sweet confusion~I'm hung up on a dream.”の部分が感動的。 曲の後半では、ストリングスとコーラスの中を雨だれのようなピアノが印象的に響く。 個人的には重層的に作り上げられた音の空間が実感できるステレオ・ミックスが好み。