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My Wandering MUSIC History Vol.98 THE ROOSTERZ『BEST COLLECTION』

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1986年2月21日、日本コロムビアよりリリースのベスト・アルバム。 私がCDプレイヤーを買ったのは1987年だったと思う。価格も40,000円以下の機種が出てきて、入手しやすい値段になった頃。型番は忘れたが、ソニー製CDプレイヤーを手に入れた。 CDソフトで私が最初に買ったのはドアーズの2枚組ベスト盤『ベスト・オブ・ドアーズ』…いやニュー・オーダーのシングル集2枚組『サブスタンス』か…。もしかしたらルースターズの旧譜がCD再発されるのにあわせてCDプレーヤーを買う気になったのかも…『ファースト+ア・ゴーゴー』、『インセイン+ニュールンベルグ+CMC』を買ったのか。いやその時のルースターズ新譜『パッセンジャー』だったかな。記憶は曖昧、でもこのうちのどれかだった。 CDソフトが日本で発売されたのは1982年10月1日。最初のCD50枚がこの日リリースされたという(CDプレイヤーも同日発売)。その後過去の名盤やベスト盤の発売、それに新譜はアナログLPとCDが同時リリースされてCDはタイトル数を増やしていく。 CD発売開始から4年が過ぎて、ザ・ルースターズ初めてのCD発売はベスト盤『ベスト・コレクション』(品番33C31-7853)だった。帯には”決定盤!!CDオリジナル企画ベスト15曲“と書かれている。これまでのアルバムと12インチ『SOS』から代表曲を収録。曲目は(帯裏の表記)、  1. ロージー  2. どうしようもない恋の唄  3. ワン・モア・キッス  4. ガール・フレンド  5. レッツ・ロック  6. ケース・オブ・インサニティ  7. ニュールンベルグでささやいて  8. C.M.C.  9. ドライブ・オール・ナイト 10. エアー 11. サッド・ソング 12. グッド・ドリームス 13. ヴェヌス 14. SOS 15. ネオン・ボーイ 前年の1985年にリリースしたアナログ盤ベスト 『COLLECTION 1980-1984』 がシングル集だったのに対し、CD『ベスト・コレクション』はシングル・ヴァージョンを収録していない。まぁ2年続けてベスト盤をリリースするには何か違いがないとね…。各アルバムから代表曲として1〜2曲を選んで時系列に並べるという順当なリスト。7〜9はアルバム『グッド・ドリームス』からのリミックス・ヴァージョン、13はアルバム『φ

OPENING SE of THE ROOSTERZ『PERSON TO PERSON』1984.8.27〜1984.9.2

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コンサートで会場のライヴ・ハウスやコンサート・ホールに入場後、ほとんどの場合、開演まで会場内には控えめな音量で音楽がかかっていると思う。開演時間になり、大音量で音楽が流れ始めメンバーが登場、それぞれの楽器を手に取りライヴが始まる。そのメンバーが出るタイミングに大音量で流される曲がオープニングSE…まぁ出囃子ともいうのかな…。 ザ・ルースターズの場合、自身が発表した楽曲でオープニングに相応しい曲がある。「ラジオ上海〜Wipe Out」、「Je Suis Le Vent」、「φ」、「Music From Original Motion Picture "Punishment"」、「Harlem Nocturne」、それに1984の「Soldier」といった楽曲がオープニングに使用されていた。だけど、自分たちの曲じゃない、他のアーティストの楽曲をオープニングSEに使用する時もある。今回は1984年の夏、ザ・ルースターズが新宿ロフトでおこなった7日間連続ライヴ『PERSON TO PERSON』、そのときにオープニングSEに使用された楽曲を紹介する。 8月27日(月): NICO「Genghis Khan」 (from アルバム『DRAMA OF EXILE』) ザ・ルースターズ・ウィークの初日は、ニコの前作から7年振り、5枚目のソロ・アルバム『ドラマ・オブ・エグザイル』(1981年)に収録されている「 Genghis Khan 」でメンバー登場。ミドル・イーストでエキゾチックなイメージのアレンジ、フローティングなムハマンド・ハディのギター・フレーズとニコのヴォーカル。タイトなバンド・サウンドに、ブロックヘッズのデイヴィー・ペインのサックスもフリーキーに乱入。キーボードはアンディ・クラーク、プロデュースはベースも弾いているフィリップ・クイリチーニ。 これ誰の曲?と聞いた私に一緒にいた友人はニコじゃないの、との返事。それからしばらく探したな。どのアルバムに収録されているか分からなくて、このアルバムかなーと中古で売ってた『ドラマ・オブ・エグザイル』(アナログ・輸入盤)を買ってみたら1曲目に収録されていてうれしかったなー。 薄暗い階段を昇るニコのジャケットも含め、内容的に好きなアルバムだが、ニコとプロデューサーのフィリップに許可なくオーラ・レコードがリリースし