2019年8月30日、RRGP.Recordsよりリリースのライヴ・アルバム。 池畑潤二、60歳の誕生日(10月20日)にあわせ、2018年10月19日〜21日の3日間にわたって京都磔磔で開催された「BIG BEAT CARNIVAL IN 磔磔SPECIAL 3days」。 出演はロックンロール・ジプシーズの他、日替わりでゲスト(19日浅井健一・山下久美子、20日イマイアキノブ・SION、21日百々和宏・山口洋・陣内孝則と飛び入りでTOSHI-LOW)が登場し、ゲストの演奏を担当するのはホストバンドのThe Big Beaters(D池畑潤二、G花田裕之、B井上富雄、Gヤマジカズヒデ、Key細海魚)というイベントだった。 このスペシャルなイベントからロックンロール・ジプシーズの3日間の演奏をパッケージしたライヴ盤がリリースされた。ロックンロール・ジプシーズの演奏はゲスト登場の前に各日7〜8曲演奏され、3日間で全22曲だったが、このCDにはそのなかから16曲が収録された。 収録曲は、 1.風の跡 2.Crazy Romance 3.You won't be my Friend 4.危険な日常 5.光 6.Bumble Bee Twist 7.只の夢 8.渇く夜 9.Ho Train Boogie 10.黒の女 11.Honey Bee 12.Lucky Love 13.Natural Powered 1 14.TRUCKIN' 15.空っぽの街から 16.Living On The Borderland 1〜5が19日、6〜12が20日、13〜16が21日に演奏されたもの。 冒頭「風の跡」の花田の渋みと深みを増した迫力あるヴォーカル、後押しする池畑のドラム、彩りを加える下山のギター、支える市川のベース。実際のライヴではこの前に2曲演奏されているのだが、 CDのオープニングに相応しいスピーディでエネルギッシュなナンバーだ。 続いて、ルースターズのアルバム『KAMINARI』収録曲でロックロール・ジプシーズとしてもアルバム『ROCK'N'ROLL GYPSIES III』に再録した「Crazy Romance」は、法律破りの危険で淫らな演奏が堪能できる。下山のギターが自在に駆け巡る「光」やスライドギターが炸裂する「Honey Bee」など