SWAMP CHILDREN「SAMBA ZIPPY」
パンク・ロック以降、80年代の初め頃から形作られていったイギリスのニュージャズ(ブリティッシュ・ジャズ)・シーンは、 やがてエブリシング・バット・ザ・ガール、シャーデーなどを輩出しヒットを生み出すが、 マンチェスターのファクトリー・レーベルにはスワンプ・チルドレンというバンドが ラテンやボサノヴァ、ジャズを取り入れたサウンドを作っていた。
スワンプ・チルドレンはやがてKALIMAと名前を変えて活動を続け、 このベスト・アルバムは「Samba Zippy」を収録した1982年のスワンプ・チルドレンのアルバム『So Hot』 から1987年のKALIMAのシングル「Weird Feelings」までの間よりセレクトされている。
ジャジーなAnn Quigleyのボーカル曲も魅力的だが、 アルバムの1曲目「Samba Zippy」はパーカッシブなサンバのリズム、跳ねて動き回るベースフレーズに アコースティック・ギターとフルートが重なるニューウェイブ・ジャズとも言えそうなインストゥルメンタル曲で、個人的にはサイケな印象。
調べてみるとスワンプ・チルドレンのアルバム『So Hot』はシングル曲を加え、2004年LTMよりCD化再発されていた。 これは聴いてみないと。