THE WHO『MY GENERATION』
1965年にBrunswickからリリースされ、1980年にVirginから再リリースされたものの、私がフーに対して興味を持った80年代後半頃には 非常に入手困難なレコードであった。
薬品のドラム缶の横で見上げるメンバー。ユニオンジャックのジャケットを羽織ったジョン、マフラーを巻いてるピート、 短髪のロジャー、白いGジャンのキース、4人とも細身のパンツと革靴。バンド名が赤、タイトルが青文字、右上に黒い四角に白抜きでレーベル名(これってオアシスっぽい?)。 格好よすぎるデザイン。
自分の部屋にこのジャケットを飾りたいと思っても、オリジナル盤、再発Virgin盤ともに高値で手が届かなかった。 そんな時、新宿某レコード店でこの英国仕様アナログ盤が再発されるという広告を見た私はすぐさま購入。たしか2800円位した。
後で知ったのだが、それはリプロ盤とよばれるブートレグで、どうせならBrunswickで作ればいいものをVirgin盤で作られたものだった (ブート製作者が持っていなかったのかもしれない)。 それでも、まぁポスターやピンナップを買ったと思えばいいので、ずいぶん長い間私の部屋に飾られていたジャケットだ。
リプロ盤はよく見ると色の発色が綺麗じゃないし、文字や写真のエッジがボケているので、後になって本物のVirgin盤(右上のジャケ写)を購入した。
US仕様ではCD化されていたが、英国盤ジャケット仕様でのCD化は2002年まで待たなければならなかった。ステレオ化、曲は大幅に追加されて2枚組みになって発売。 2004年には紙ジャケで再発された。