OMNIBUS a Go Go Vol.15『SOME GIRLS ~REBEL STREET Ⅳ~』
1987年4月25日リリース。REBEL STREETシリーズの第4弾はGirlグループ、またはボーカルが女性のバンド・アーティストを集めたオムニバス。 プロデュースは前作『JUMPING JAM』に続いて柏木省三だった。リリース当時MID80'sのニューウェイブ色が濃いが、ハードロック・グループも収録している。
発売に先立って4月1日~3日には新宿ロフトで発売記念ライブがおこなわれ、VIGRIN ROCKS、蟻プロジェクト、葛生千夏、BARBARA、RITAN、 CLAN、麝香猫、STILLが出演した。
DATE OF BIRTHの前身MIND CONTROL名義のエキゾチックな「赤いエナメル」、そのDATE OF BIRTHがバックアップしていたNANA(インディーのアイドル的な 売り出し方だった)の「ガラスの涙」、ZELDAのオリジナルメンバーでギタリストだったヨーコのCLAN「FALLEN' ANGEL」、GIRLS~ピンナップスのRITA(野元貴子)のRITANはギターのダビングにのって囁くようなボーカルを聴かせる。
THE COMESのチトセ率いるVIRGIN ROCKS「HEY!」。サウンドはハードロック化。
最初期の蟻プロジェクト、日の丸ファクトリー(ゲーム音楽を作っていた模様)の打ち込みサウンドも良いし、恒松正敏プロデュースから離れサウンドが変化しキュートでポップなSTILL「彼女はアドバルーン」もコケティッシュな魅力。麝香猫は近頃沢田研二のツアーにも参加しているGRACE(Chiho Hayashi)がドラムだった。葛生千夏のエドガー・アラン・ポーの詩に曲をつけた「ANNABRL LEE§2」は、1分27秒と短い曲だが演奏(彼女自身)歌声ともに荘厳な響き。素晴らしい。他MENS、BARBARAを収録。