OMNIBUS a Go Go Vol.16『REVENGE OF WECHSELBALG』
SADIE SADS「Angora」、NUBILE「S.T.T.E.P」、SODOM「Breaking Glass」、AUTO MOD「Cannibal of Love」、G-SCHMITT「LSD」といったシングルの曲、これらバンド(SODOMを除く)のアルバムからの曲がちりばめられ、G-SCHMITT「Bulerias」、「Disaster」の別バージョン、SADIE SADSの未発表だった「Trick」が収録されている。他にジュネの劇団Baji Worktheaterや女性スリーピースユニットSARASVATI、謎(?)のN.I.L.A.の曲を収録。NUBILE「Tranceyse」は次のシングルから先行して収録された。
レーベル主宰の宮部知彦による “ヴァクセルバルクの復讐” 宣言とも思えるライナーノーツ掲載。そこで “画一的な集団を形成するつもりは無かった” と書かれているが、多彩なリズム/ビートにエレクトロニクスを駆使して彩られた、耽美的な情景・音の造形を作り上げている点では共通していると感じられる。
このオムニバス・アルバムがインディーズ初のCDリリースだった。 安価で、技術的にも比較的制作し易いソノシートやカセットテープ、シングル盤といったメディアからの移行が始まった。