OMNIBUS a Go Go Vol.20『TECHNOLOID』
副題を“JAPANESE 80's NEW WAVE SAMPLER”、日本でもっとも80'sニューウェイブな漫画家の一人といっても良い江口寿史のイラストによるジャケットで徳間ジャパンから2006年にリリースされたコンピレーション。監修はいぬん堂で『Impossible!』の姉妹編といってもいいかも。
オープニングはPLASTICS「PATE」でシングル「GOOD」のB面曲。緊張感&焦燥感あふれる演奏にボーカルはHOT&COOL!。ゲルニカ「戒厳令」デモトラックは元々8 1/2の曲。ゲルニカの『IN MEMORIA FUTURI』に収録トラックだが、このBOXは現在入手不可・再発希望。 ヒカシュー「プヨプヨ」のライブバージョン(ベストアルバム『ヒカシュースーパー』収録曲)迫力あり。GATE BALLによるクラフトワークのカバー「THE MODEL」(ヒカシューもカバーしてた)はユニーク。SHAMPOO「Tonight」はシングルA面曲。ストロベリースィッチブレイドの先駆けサウンドと言ってもいい感じだ。 8 1/2の曲をリメイクMUSCLE BEAT「Bed-Room Queen」は「暗いところへ」タイプの曲だが、ハードなアレンジになり際どさが薄まった気がする。 8 1/2は「踊れない」を収録。8 1/2をここまでプッシュするいぬん堂から『メモアール』再発してくれないものか。
このコンピで初めて聴いた尾道の女の子バンドGROOPY「かさをさしてライトで照らして」は、1985年PICNIC RECORDSからリリースの6曲入り8インチ『I LOVE YOU』から。これ全部聴きたいなぁ。DIE OWAN「さびた組曲」もこのコンピで初めて聴いた。EP-4「5・21」はソノシートから収録。