OMNIBUS a Go Go Vol.24『GUITAR LIGHTNIN' HORROR SMILIN'』

1990年代前~中期、ブリットポップ、というよりもブラーとオアシスというイギリス2大バンドの活躍から、 アメリカではニルヴァーナを初めとするグランジと呼ばれた轟音勢から、グリーンデイなどのメロコア・ポップパンク勢から、 日本のアーティスト/バンド達は少なからず影響を受けたであろう。そんな状況下、GOD'S POPレコードのansaphoneレーベルから1995年10月にリリースされたギター・バンド・オムニバスで、8バンド2曲ずつ収録されている。

もちろんロックンロールの初期からギターを中心にしたバンドは普遍的なものだ。ここに納められたパンドがどれだけ前途の影響下にあったのかわからないが、捻れたギターポップのVINYL(後のpre-school)はブラーに通じるものを感じさせるし、Shortcut Miffy!はTeenage Funclubに通じるポップさとメロディを聴かせてくれる(1曲はVelvet Underground「Sunday Morning」のカバーだ)。歌詞に全篇英語を使用するバンドが多くなったのも特徴的か。収録バンド中5バンドが英語詞。

このアルバム発表当時、単独作としてはカセットのみだったPEALOUTの2曲「FEEL」、「SUICIDE IN YOUTH」。USハードコア~グランジを通過した轟音でありながらセンシティヴなギターサウンドを聴かせてくれる。「SUICIDE IN~」はこの直ぐ後にリリースされたデビュー・アナログシングルのカップリング曲となった。

この他、リラックスしたギターポップのFOLKFLAT、フォーキーな味わいを持つPORTABLE SOUND STAR等を収録。

このブログの人気の投稿

TH eROCKERS「可愛いあの娘」

NICO『LIVE IN DENMARK』

ザ・ルースターズ「PLAYLIST from ARTISTS」