OMNIBUS a Go Go Vol.26『LEMONed』
ZEPPET STOREというバンドを紹介したい為にX-Japanのギタリストであったhideがレモネード・レーベルを立ち上げ、1996年にメジャーのMCAビクターからリリースした名詞代わりの1枚。X...と聞けば私的にはL.A.のバンドを思い出すが、X(Japan)のスラッシュメタルなファーストシングル「I'll Kill You」は、死体ジャケとともに印象に残っている(hideはまだ加入していないけど)。
1994年にUnder Flowerレコードから1stアルバム『Swing,Slide,Sandpit』をリリースしていたZEPPET STOREは、歌詞は全て英語詞、サウンドはグランジ、シューゲイザー、マッドチェスターからの影響を受けながらも、優れた楽曲作成と演奏力で独自の世界を創り上げていた。その『Swing~』を聴いたhideが気に入ってこのコンピのリリースとなる。
収録されているZEPPET STOREの2曲「FLAKE」、「ANGEL WILL COME」は海外でリリースされた2ndアルバム『716』にも収録された。「FLAKE」はリズムアレンジ、ダビングされた各ギターのアレンジ、そしてバンド全体のアンサンブルが素晴らしく、少し気怠い感じのボーカルが“Don't Change The Color of Life / Make My Dream Come True~”と歌うところが 最高にドリーミー。
「ANGEL WILL COME」はアコギとキーボードのシンプルなバックにのせて歌われる美しい曲。 ここでは英語詞で“Angel”という単語は出てこないが、メジャーデビュー後にリリースされた2ndシングル「TO BE FREE」のカップリングには、「天使がきます~ANGEL WILL COME~」というタイトルで“天使がとつぜん舞い降りて~”という一節を含む日本語詞のバージョンが収録されている。 ZEPPET STOREはインディの1st、インポートの2nd、メジャーデビューアルバム『CUE』、この3作は好きなアルバム。
hideはポップでノイジーな「BACTERIA」に「限界破裂」の2曲。他にはpre-school改名のもとになった?VINYL(元ストロベリー.フィールズの福井祥史と元黒夢の鈴木新)の「BE」、 hideとともにこのアルバムをコレクト、またアートディレクトし、最近ではアニメ映画をtol名義で手掛けているTrees of Lifeの「Oneday for Maria」を収録。
ZEPPET STOREの1st『Swing,Slide,Sandpit』がリマスターリイシューされた際の木村世治(Vo)へのインタビューがrooftopのバックナンバーZEPPET STORE(2007年5月号)にある。
ZEPPET STOREは東日本大震災の復興支援のため、解散時メンバーで新曲発表に向け活動を再開した。