OMNIBUS a Go Go Vol.35『MO'DOWN BEAT』
モッズ系Lovin' Circle・File Recordsから2000年12月リリース。プロデュースはBlue Beat PlayersのTAIKI. Nと共に黒田マナブ。スカ・パンク系と区別する為か、CD帯には“極東初のオーセンティック・スカ・コンピレイション”とある。2トーン・ネオスカからの影響も受けたバンドもあると思うが、オリジナル・スカへの敬愛が伺える好コンピだ。
このアルバムのプレゼンター、Blue Beat Playersは「Tea Hushed China」を収録。YMOの「中国女」のフレーズもとびだすチャイニーズフレーバーのスカナンバー。The Silver SonicsはLee Hazlewood作でナンシー・シナトラやシュープリームス等で知られる「These Boots Are Made For Walkin'」(クレジットは「Boots」)のスカ・カバー。
Cool Wise Menはクールなインスト曲「Margie」、ヤスコのボーカルが魅力的な9 Milesのロックステディナンバー「Everything You Want」、速いビートで陽気なナンバーのLA-SKALS「Ghost House」、千葉のROLLINGSは軽快な「Train To SKA-Building」。
大阪のDOBERMANはヴァイオリン(赤犬のマル)をフューチャーしたユニークなスカ・ワルツ曲「左利きのワルツ」、Goo-Goo Eyesは女性ボーカルのヒヨリが歌う「恋するSong」、The Rude Pressuresの「Be Alright」は穏やかで気だるくドリーミーなナンバー。
ラストはBlue Beat Playersのメンバーが参加、Oi-SKALL MATESのWataruがボーカルのSubstitute Steppers。全10バンドを収録。