OMNIBUS a Go Go Vol.47『CAFE APRES-MIDI FILE Everlasting Summerdays』
様々なアーティストを様々なレーベルからリリースしてきたFILE RECORDSの20周年を記念してコンパイルされたCD2枚組、全31曲、トータルタイム160分のコンピレーション。2008年7月のリリース。
ソウル/ハウス、HIP HOP・ラップ、エレクトロニカ、ラウンジ系の楽曲から夏の日々、夏の夜をイメージしてセレクトされている。まぁ真冬の今頃紹介するコンピでもないが、季節感を抜きにしても楽しめる内容だ。
SEXY T.K.O.の「Touch Me Take Me(Soul Version)」はRita Wright(Syreeta Wright)のカバーで、 原曲よりもセクシーに迫り真冬でもホットになれる。また、これこそ夏向き、同曲の“Rocky's Revenge”や LOVE T.K.O名義の「LIFE'S DUB」も収録。
CHARI CHARI(井上薫)や藤原ヒロシと川辺ヒロシ(TOKYO NO.1 SOULSET)のユニットHIROSHIⅡHIROSHIのアーシーなナンバー、福富幸宏がイザベルアンテナをフューチャーした「Love Is To Blame」、伊島玉緒(小池玉緒)「Drift Away」のスムースなナンバーもリラックスできる。
もちろん、いとうせいこう『MASS/AGE』に収録されていた「噂だけの世紀末」や「What's Going On~What's Going?」 は今の時代にも有効だ。サイレントポエツはデビューアルバム『6 Pieces "sense at this moment』から美しい「SIMPLY FLOWER'S DUB」と「BLESSING」を収録。 スチャダラパー「N.I.C.E GUY」の“NICE GUITAR DUB”は、アコースティックギターをダビングした洒落たインスト。同曲の“Original Back Track”も収録。
ジャパニーズモッズの流れを感じさせるSoul Mission、Wack Wack Rhythm Band(ライムスターとの共演)の他、Lovin' Circleから出ていたモッズコンピ『Do The Bowling』に収録されていたDetroit Special OlympicsのUKソウルグループThe Foundationsのカバー「In The Bad, Bad Old Days」がガレージな手触りで最高にグルーヴィー。