OMNIBUS a Go Go Vol.83『A FINE DAY…& A BRILLIANT EVENING Cherry Red Rarities1983-1985』

Vol.82でも紹介したジェーン、グラブ・グラブ・ハドック、イン・エンブレイスの楽曲を集めたチェリー・レッドのコンピレーションで、チェリー・レッド・レアリティーズ・シリーズの1枚。2003年にリリースされた。

ジェーンは1983年リリースのシングル「It's A Fine Day」とジェーン・アンド・バートン名義のミニ・アルバムからのセレクトと、1992年にリリースされた12インチシングルからリミックス・バージョン「It's A Fine Day (A Guy Called Gerald Remix)」の計8曲。他にエンハンスド・ビデオで「It's Fine Day」のビデオ・クリップ(『Pillows & Prayers DVD』より)が収録されている。代表曲「It's A Fine Day」と違わぬジェーンの歌声と、付け加えられていてもパーカッション、フルート、ピアノくらいで、ナチュラルというか素朴なトラックが並ぶ。もちろんリミックス・バージョンは違うけど、これはこれでなかなか楽しめる。

GGHは1984年リリースの12インチEP『Three Songs By Grab Grab The Haddock』から全曲と、翌年リリースのシングル「Two More Songs By Grab Grab The Haddock」からの2曲で計5曲を収録。 イン・エンブレイスはチェリー・レッドからリリースした2枚のシングル「Shouting In Cafes」(1984年)と「This Brilliant Evening」(1985年)から計5曲を収録。いずれもゆったりとしたエレ・ポップ。ライナーノーツには「Shouting~」は12インチ・バージョンと記載があるけど、どうなんだろう。12インチ収録はロング・バージョンなのだけれど、このCDに収録されているのは長さ3分半程のもの。「This Brilliant Evening」の12インチからは「This Brilliant Evening」のインスト・バージョンが収録されている。

それにしてもこのCDの“素敵な日と輝く夕暮れ”っていいタイトルだと思う。収録の2曲を合わせただけだけど、この頃のチェリー・レッド・レコードのある一面を表しているような気がする。 

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