朝日新聞 be on Saturday 映画の旅人『狂い咲きサンダーロード』
3月15日の朝日新聞朝刊土曜版 be on Saturdayの“映画の旅人”で紹介されているのは、なんと『狂い咲きサンダーロード』!
うれしいですねぇ。まぁ記事としてはこれまで読んだり聞いたりしたことのある内容が多かったが、やはり全国紙の別刷りでこの映画の事が多くの人々の目に触れる機会があるっていうのは、やはりうれしい。
この“映画の旅人”のテーマは“青春”なのだけど、映画の内容と共に過酷な撮影の日々を過ごしたスタッフ・出演者達の青春も同時に語られている。記事を読んで思わず『石井聰亙 DVD Box Vol.1』から取り出して再度鑑賞してしまい、オーディオ・コメンタリー(これが楽しい)でもう一度観てしまった。
当時からバイクで群れて走るって事に思い入れは無いけど、スピードへの純粋な憧れを描いたこの映画には、いつ観ても石井聰亙の(恐れを知らぬ)初期衝動を詰め込んだパワーを感じることができる。それに独特の“軽み”があるのもこの映画の特徴だと思う。新聞ではあまり使用された音楽に言及は無いけど、私が泉谷しげるを好んで聴くようになったのはこの映画によるところが大きい。パンフレットに載ってた曲名見て、自分で90分テープに録音してサウンド・トラック・アルバム作ったなぁ。モッズ「うるさい」と「ションベン」以外の曲も発表してくれないかな…。
右上のジャケ写は映画『狂い咲きサンダーロード』のオープニング・タイトルバックで使われている、1977年4月10日にフォーライフレコードからリリースされた泉谷しげるの「電光石火に銀の靴 」サンプル盤シングル。8インチ盤サイズのスリーブに入れられていてWhiteVinylの7インチ盤だった。アーティスト名義はイズミヤ・シゲル&ストリート・ファイティングメン。