『rockin'on 2016年3月号 追悼特集 デヴィッド・ボウイ 1947-2016』
ロッキンオンでデヴィッド・ボウイの追悼特集。ついつい買ってしまう。表紙(フォトby鋤田正義)につられて。フォト多し。日本家屋の前でのボウイや阪急電車(?)の前のボウイ…うーんエイリアンな雰囲気。今年の誕生日(死の2日前)に写したというジミー・キングによるボウイのおどけた表情のフォトに強い生命力を感じるなぁ。
ロッキンオンがおこなったインタビューを2003年、2002年、1997年、1978年と4本再掲載。どれも面白いが1978年来日時のインタビューで、日本で歌う時の言葉の障害について聞かれ、 “言葉は日本に限らず総体的に障害になっています。言葉はコミュニケーションにおける最も不明瞭な方法です”って答えてるのが、さすがだなぁと。世界的なシンガー/パフォーマーは違う。
1997年のインタビューでは“僕のアイディアに相応しい服を着せるのが僕の音楽なんだ”というのが納得のチェンジズ・ボウイ。他は評論家・ライターが語るボウイ音楽との出会い、その影響力について。渋谷陽一が語るラスト・アルバム『★』。まぁロッキンオンなのでオリジナル・アルバム・ディスコグラフィは軽くジャケ写のみ。47ページの特集。
オヤジ達が買うのを見越してか、他には70年後半を振り返るストーンズのインタビュー。
それにルー・リードのアルバム『ベルリン』再現ライヴ時の2006年インタビュー。丁々発止なやりとりでルーのさまざま表現方法からドラッグ、替え玉コンサートについてまで語られた読み応えのあるインタビューだ。
オアシスのノエル・ギャラガー1997年のインタビュー。頂点に上り詰めた時の傲慢とも思える内容だが、以前このページでも紹介した「Don't Look Back In Anger」の歌詞 “Don't put your life in the hands of a rock and roll band” のノエル自身の解説があって興味深い。このフレーズは気が利いたいい歌詞だよ、本当に。あぁオアシスもボウイの「ヒーローズ」カヴァーしてたっけ。シングル「D'You Know What I Mean?」のカップリングか。確か持ってたな、聴いてみるか。