PATTI SMITH「A HARD RAIN'S A-GONNA FALL (CEREMONIA NOBEL 2016)」
ノーベル賞授賞式でパティ・スミスによる「はげしい雨が降る」のパフォーマンス。
かつてニューヨーク・パンクの女王と呼ばれ、ロックンロール・ウォーリアーなイメージのパティだが、ノーベル文学賞の授賞式、ディランの代役となれば、やはり勝手が違い、非常にナーバスになったあまり歌い直すのが、かえってこのノーベル文学賞という賞の重みが解るというものだ。
ディラン~~ルー・リード~パティ・スミスへとニューヨークの表現者のコアな部分は受け継がれてきた様に思う。ディランの歌をパティが歌うというのも相応しく、このディラン受賞の理解を助けるものになっているかも。
But I'll know my song well before I start singin'
And it's a hard, it's a hard, it's a hard, it's a hard
It's a hard rain's a-gonna fall
“それにもともと、物語や感情というのは、紙に書かれる前は口承で伝わっていたわけです。ディランがノーベル文学賞に選ばれたことによって、そうした原始的な、いちばん最初の詩的表現の力というのが、もう一度認められたのだと考えています”