追悼・CHUCK BERRY「BYE BYE JOHNNY」
2017年3月18日、ロックンロールの偉大なパイオニアのひとりであるチャック・ベリーが亡くなった。
私がパンク・ニューウェイヴを盛んに聴いていた1980年代の頃には、ロックンロール・フォーマットの解体なんてお題目で、チャック・ベリー・スタイルのロックンロールを過去の遺物として否定していたものだったが、例えばライヴ・ハウスでルースターズの大江慎也が歌う「Come On」や、鮎川誠が歌う「Around And Around」を間近に見聴きすれば、チャック・ベリーの曲のカッコ良さを感じることが出来た。
そこからストーンズのアルバムを聴いて、さらにチャック・ベリーのオリジナルを聴いて、その偉大さに気付いたんだ。ストレイ・キャッツが演奏する「Beautiful Drlilah」やウィルコ・ジョンソンが歌う「Bye Bye Johnny」なんかも同様にチャック・ベリーを馴染みあるものにしてくれたな。
チャック・ベリーのオリジナル・アルバムでは4枚目となる『Rockin' At The Hops』。
「Bye Bye Johnny」、「Down The Road A Piece」、「Let It Rock」といったストーンズがカヴァーした曲を含むアルバムだ。花田裕之も“オレの100枚”で選んでいたっけ。