大江慎也「恋をしようよ」

2018年6月3日、Soapland recordsよりリリースのアルバム『The Music Goes On』より。

大江慎也、久々にソロ名義でのCDリリース。前ソロ作『The Greatest Music』が2006年だから12年振りか…。音源としては、2016年の金原千恵子関連の企画アルバム『WITH』参加、金原千恵子 WITH 大江慎也 塚本功名義の7インチ「Rosie(The Minimalize Remix) c/w Rosie(7inch Mix Version)」リリース以来になる。

“音楽は続く”と題されたアルバムは、花田のCDやDVDのリリースもしているGALLERY SOAPが運営しているSoapland recordsからのリリースで、2018年2月25日、GALLERY SOAPで行われたライヴの模様を収録。ディストーションを効かせたエレクトリック・ギターとヒート・アップした大江のヴォーカルによる弾き語りライヴだ。ギターは出来ればもう少しナチュラルなトーンで聴きたい…全体的に…個人的には…。

「Rosie」、「One More Kiss」、「Case of Insanity」、「Go Fuck」、「Good Dreams」、「Venus」等ルースターズ時代の代表曲の数々に『The Greatest Music』からの「何処に行こうか」、「Go For The Party」、「I Dream」、2012年頃書かれたオリジナル曲「Why Does The Sun(Rough Blues)」、2013年ルースターズの京都のステージでも演奏していたJohn Hiattのカヴァー「Riding With The King」など全16曲を収録している。
ラストに収録されている「恋をしようよ」では、大江が“ここで聴いたことのないブルースを1曲…”と言って演奏を始める。

ルースターズのオリジナルはハイ・スピードのロックンロールだが、ゆっくり、スピードを落としたスロー・ブルースとして歌われているのが新鮮だ。大江のヴォーカルも渋みを感じさせる。だけど、最後は結局スピード・アップして “やりたいだけ!”

ジャケット・フォトは大江本人によるもので、なかなか雰囲気のある仕上がり。

2018.6.11追記:
ブログ<Let's Go Steady――Jポップス黄金時代 !>
伝説の音楽雑誌『MUSIC STEADY』初代編集長SteadyことK.1さんによる、大江慎也・メールインタビュー
僕はルースターズというバンドの一アーティストです!――大江慎也

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