追悼・DAVE GREENFIELD THE STRANGLERS「CURFEW」
前にも書いたが、私が初めて海外のパンク・アルバムを聴いたのはザ・ストラングラーズのライヴ盤『Xサーツ』だった。そのストラングラーズのキーボード奏者、デイヴ・グリーンフィールドが2020年5月3日に逝去。
シャープなヒュー、ワイルドなジャン・ジャック、パワフルなジェット、それぞれのプレイはもちろんだが、デイヴ・グリーンフィールドのキーボード・プレイがストラングラーズのサウンドを更にスペシャルなものにしていた重要な要素、と言ってもいいだろう。
ストラングラーズの曲をポップにもカラフルにも攻撃的にもメランコリックにも彩ることができる確かな技術と表現力を持っていた。「Grip」、「Duchess」、「Don't Bring Harry」、「Nuclear Device」、「Who Wants The World」、「No More Heroes」、「Outside Tokyo」、「Walk On By」のカヴァー、「 Baroque Bordello」、それに一度聴いたら忘れられないロックン・ロールな「Go Buddy Go」等々、どれもデイヴのキーボード・プレイがストラングラーズを独創的なものにしていた。
私がストラングラーズを聴いていたのは「Golden Brown」や「Strange Little Girl」をリリースしていた頃までだったが、80年代の終わり頃にジャン・ジャックとデイヴが演っていたザ・パープル・ヘルメッツの『Ride Again』と『Rise Again』も聴いたっけ。ゾンビーズのカヴァーよかったなぁ。
1978年に放送されたイギリスのTV番組「Revolver」でのストラングラーズ。
この年リリースされたアルバム『Black And White』のA面トップに収録されていた「Tank」に続いて「Curfew」が演奏される。この曲は『Black And White』のB面トップに収録されていた。
この年リリースされたアルバム『Black And White』のA面トップに収録されていた「Tank」に続いて「Curfew」が演奏される。この曲は『Black And White』のB面トップに収録されていた。
“ Stay in your homes
Stay in your homes
Maybe I'll find love when there's nothing to do ”
こんな世界状況の今、この曲を聴くと全く違った意味に聴こえる。