水上はるこ「アインシュテュルツェンデ・ノイバウンテン、そして石井岳龍監督の『半分人間』」

MUSIC LIFE CLUBに連載されている、水上はるこ「最低で最高のロックンロール・ライフ」第4回に「アインシュテュルツェンデ・ノイバウンテン、そして石井岳龍(当時は石井聰亙)監督の『半分人間』」が掲載されている。

ハンブルグ~西ベルリン~ロンドン~ローマ~東京。
水上はるこの足跡をたどり、東京で交差した若き才能の融合を書き下ろしで掲載している。なかでも石井聰亙が朝飯前と廃工場(鉄工所の廃墟)を探し出し、ゲリラ的に道路上の撮影を実行する記述には、ニヤリとしてしまう。

『半分人間』のヴィデオは日本では未DVD化だと思う。チェリーレッド・レコードでDVD化されていたけど(右上のジャケ写)これも廃盤になっているようだ。挿入されるスクラップヤードのカット、廃工場で炎をバックに演奏するノイバウンテン。舞踏集団・白虎社の起用もイマジネイティヴだし、電気ドリルやサンダーなど“楽器”が紹介されているのもユニーク。水上はるこはコーディネイターとしてクレジットされていた。

余談だけどレコーディング・ディレクターでクレジットされているのは柏木省三。たしかブリクサは『逆噴射家族』がドイツで上映された時に観てとても気に入り、石井聰亙にバンドのフィルムを撮ってほしいとアプローチしたとどこかで読んだ。

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