メモリーズ・オブ・雑誌『Player』その2

休刊が発表された音楽雑誌『Player』。手元にある『Player』をひっぱり出しています。

1981年2月15日号。表紙はジョー・ストラマー。
アルバム『サンディニスタ!』リリース頃のジョーのインタビューを掲載。他にファーストアルバムリリース頃のストレイ・キャッツのインタビュー。八木康夫によるPUNGOの記事など。
定価は300円に。

1981年7月15日号。渡辺香津美が表紙。レスポール・ジュニア弾いてるね。
内容は『à-GOGO』リリース頃のザ・ルースターズのインタビュー(写真付きで4ページ)。YMOは割と好きと大江は言っております。池畑もはっぴいえんどの頃から細野晴臣が好きです、と言っている。他に来日したザ・ジャムの3人 VS ザ・モッズの森山達也の対談。パール・ハーバー(パール・E・ゲイツ)のインタビューなど。

1982年9月号。表紙はジョー・ストラマー。アルバム『コンバット・ロック』リリース頃の水上はる子によるクラッシュの記事。ワークショップの“ROCK'N' ROLL GUITAR”は花田裕之が担当。エルビス・コステロ&ジ・アトラクションズのアルバム『インペリアル・ベッドルーム』を取り上げている。ピンナップはジョーン・ジェット姐御がかっこよし。定価は400円。

1982年12月号。表紙はゲイリー・ムーア。
内容は、山名昇によるルースターズのライヴ、1984のライヴ、12インチ『ニュールベルグでささやいて』レコーディングのレポート(写真含め4ページ)。ルースターズというバンドの本質を的確に捉えたこの記事は後に2004年リリースのボックス・セット『VIRUS SECURITY』のブックレットに(一部“気違い”という表現を変更して)再掲載された。12インチ『ニュールベルグでささやいて』リリースの1ページ広告あり、例の伏せ字訳詞のやつ。

国内ニュースでは大江慎也が“急性肝炎”で入院しコンサートをキャンセルの記事が。花田裕之が担当したワークショップの“ROCK'N' ROLL GUITAR”は最終回で自らの『ニュールベルグでささやいて』の解説。ここでも大江の病気療養でコンサート中止についてのお詫びを花田が記している。ピンナップには特設リングのARB。

1983年10月号。表紙はやはりゲイリー・ムーア。
ピンナップは新宿ロフトのルースターズ。汗まみれの大江(ピンクの靴がイカす)、花田、井上、下山。この年の8月に行われたロフト3daysのショットと思う(この時の別ショットと思われる写真がボックス・セット『VIRUS SECURITY』にモノクロだけど掲載されていた)。

国内ニュースにも(モノクロだが)写真付きでルースターズの記事がある。
他にはトシ矢島のロンドン特集にマリン・ガールズ(トレイシー・ソーン)、ジョー・ボクサーズ等。


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