MY PLAYLIST Vol.7『PANTAX'S ROCK'N'ROLL WORLD』

パンタのスローな曲を集めたマイ・ベストを作ったとき、スピーディーでロックンロール感のある曲を集めたベストも作った。ソロ1作目『PANTAX'S WORLD』〜『P.I.S.S.』でのスタジオ・アルバムから18曲を選曲したが、こちらもスウィート路線のアルバム『KISS』と『唇にスパーク』、それに『クリスタル・ナハト』からは選曲しなかった(やはりトータルな印象で…)。カーステレオでよく聴いたなぁ。

以下、私の選んだ『PANTAX'S ROCK'N'ROLL WORLD 1976-1989』

 1. 死ぬまで離さない
 2. ドーベルマン
 3. モータードライヴ
 4. バニシング・ロード
 5. 五月雨にスラーをかけて
 6. Audi 80
 7. ロックン・ロール・トリートメント
 8. Saturday Night Clash 夜霧に消えた青春
 9. 反逆の軌跡
10. キック・ザ・シティ
11. 走れ熱いなら
12. ロックもどき
13. 孑孒
14, ナイチンゲール
15. 北回帰線
16. 429 Street
17. 13号埋立地から
18. PISS (Piss into my heart)

Track1. 5. 9. 14. 17. アルバム『反逆の軌跡』(1985年)
Track2. 7 アルバム『16人格』(1984年)
Track3. 6. 10.アルバム『1980X』PANTA & HAL (1980年)
Track4. アルバム『R☆E☆D』(1986年)
Track8. 13. 16. アルバム『SALVAGE(浚渫)』(1983年)
Track11. アルバム『走れ熱いなら』(1977年)
Track12. アルバム『PANTAX'S WORLD』(1976年)
Track15. アルバム『マラッカ』PANTA & HAL (1979年)
Track18. アルバム『P.I.S.S.』(1989年)

という内容。全18曲で収録時間は約70分。

オープニングはパンタとリスナーの固く結びついた関係について1985年に発表された曲で、この歌の通りパンタはファン、リスナー達を死ぬまで離さなかった。2は夜毎獲物を狙うハンターに豹変する男を描いた曲だが変則的なリズムがこれまたかっこいい。3はタイトな演奏でパパラッチまたは今で言うストーキング的な題材をあつかった曲。やがて年老いて消されてゆく俺たちの今の生き様を吠えた4。5と6は車を題材にした緊張感とスピード感のある曲。7と8はライヴでこの2曲を続けて演奏した時にかっこいいなぁと思ってベストを作るならこの2曲は続けたいと思っていた(ライヴで聴いた時は順番は逆だったかも)。

9は “だけどおまえとこんなに長い付き合いになるなんてさ” というフレーズが、1と同様にリスナーとの繋がりを意識したような曲。10はHALの曲だがソロ時代でもライヴで盛り上がった曲。11と12はもろにロックンロールな演奏。13は流行に流される人達をボウフラに喩えたユニークな内容。スウィート路線に近いテイストの14は戦い疲れた男に寄り添う無垢な女性をフローレンス・ナイチンゲールに例えた曲。15はロックンロールな感じではないが、アルバム『マラッカ』のなかではストレートなビートを持った曲。ロールするドラミングとヘヴィな演奏にかっ飛んだイメージの16。ハードでシャウトするパンタのヴォーカルの17。ラストは花田裕之が参加し作曲もしているストーンズ的なラフなロックンロールで〆。

選曲したアルバムは前回と同じなので、右上の画像はパンタとスコルピオ・パンタ(カワサキZ400FXベースのカフェレーサー)。

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