TRANSVISION VAMP『POP ART』
前回のホリー&ジ・イタリアンズ「Tell That Girl To Shut Up」のカヴァーを含むトランスヴィジョン・ヴァンプのファースト・アルバム。トランスヴィジョン・ヴァンプはヴォーカルのウェンディ・ジェイムスとギタリストのニック・クリスチャン・セイヤーを中心に結成。1987年にダンカン・ブリッジマンをブロデューサーに、ジャケット・アートを先頃亡くなったジェイミー・リードが手がけたシングル「Revolution Baby」でデビュー。続いてシングル「Tell That Girl To Shut Up」、「I Want You Love」をリリースした後、これらの楽曲を含むアルバム『ポップ・アート』を1988年9月にリリースした。日本盤CDは1988年10月25日にリリースされている。
このころブロンド女性ヴォーカリストをフューチャーしたバンドがいくつかあったが、なかでもトランスヴィジョン・ヴァンプのウェンディ嬢(1966年生まれ)はブリジッド・バルドーが引き合いに出されるようなコケティッシュでバンド名の通りヴァンプな魅力があった。セックス・ピストルズというよりジョーンズ=クックなパンキーさにT-REXなグラム感をプラスし、さらにサイバーなフレイヴァーを加味したサウンドで、なかなかバラエティ豊かな楽曲が並んでいる。
代表曲というとPVもセクシーなこの曲か。
TRANSVISION VAMP「I Want Your Love」
TRANSVISION VAMP「Tell That Girl To Shut Up」
トランスヴィジョン・ヴァンプはセカンド、サード・アルバムのCDやリミックス集CD、プロモ・ヴィデオ集も買って結構好きだった。1991年にトランスヴィジョン・ヴァンプは解散するがウェンディのソロも買ったな。