THE BEALTES「NOW AND THEN」

ザ・ビートルズの新曲が発表される…1994年に始まったアンソロジー・プロジェクト時に完成できなかった曲を今の技術を駆使して完成させるものだ、というインフォメーション。どんな曲なんだろう…ジョン・レノンのデモを素材にポール、ジョージ、リンゴがアンソロジー・プロジェクトで完成させた新曲「Free As A Bird」と「Real Love」は、収録したアルバム『アンソロジー1』、『アンソロジー2』、シングルCDも買った。『アンソロジー3』に新曲は収録されなかった。たしか当時「Grow Old With Me」が3曲目の新曲と言われていたけどね…。

「Now And Then」もアンソロジー・プロジェクト時にポール達が取り組んだ曲のひとつだったが、ジョンのヴォーカルをうまく取り出す事ができないため、完成させることはなく、作業を途中で止めたものであるという。

「Free As A Bird」と「Real Love」のCDシングル持ってるからCDなら買ってもいいなと思っていたのだが、「Now And Then」は2023年11月2日配信に続いてアナログ7インチ、12インチ、カセットテープでリリースされ、当初CDシングルはラインナップに無かったよね?それにしてもネットショップで見る「Now And Then」のジャケット写真、これはなんだ?シンプルな曲タイトルのみのジャケット・デザイン。これはとりあえずの仮ジャケじゃないのか?しばらくしてCDリリースがアナウンスされたが、ビートルズのラスト・シングルがこのジャケか。購入意欲は薄れていく…。

リリース後しばらくしてジョージ・ハリスンの妻・オリビアが「Now And Then」の裏ジャケにに使用された手作りの時計についての奇妙な記事を読んだ。ふーむ…これは不思議なシンクロニシティだ。それに裏ジャケの方がいいじゃん。ビートルズのロゴも入ってるし。


ということで結局輸入盤のCDシングルを入手。まぁ味気ないつくり。表のジャケットはコンテンポラリー・アートのアーティスト、エド・ルシェのデザインということだ。そう思ってみると多少ありがたみはあるが…。やはりパソコンで聴くのとCDを家のオーディオ装置で再生するのとは音に違いがあるよなぁ。さすが最新テクノロジーを使って取り出したジョン・レノンのヴォーカルは、いかにもテープから取り出したって感じじゃなくて、なんというか…ヒューマンで温かみがあるし、後付けの演奏とうまくくっついて、「Free As A Bird」や「Real Love」より演奏との一体感は格段に感じられると思う。いい曲だなぁ。しみじみ。

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