OMNIBUS a Go Go Vol.102『POPTOPIA! Power Pop Classics Of The '80s』
ライノ・パワーポップ・オムニバスの80年代編。私が一番最初に買ったのがこの80年代編で、ヴィヴィッド・サウンドが輸入盤に帯と解説(駒形四郎)を付けた国内流通仕様だった。
トランスヴィジョン・ヴァンプがカヴァーしたホリー&ジ・イタリアンズの「Tell That Girl To Shut Up」は蓮っ葉な魅力でかっこいい超名曲。70年代編に収録されていたドゥワイト・トゥワイリー・バンドのドラマーだったフィル・セイモア「Baby It's You」は嗄れた味わいながらスウィートさも併せ持つ。ピーター・ケイスのザ・プリムソウルズ「A Million Miles Away」は力強いサビを持ったメロディラインとヴォーカルが正にパワーポップ。タイトかつスウィートなメロディが魅力のキャンディ「Whatever Happend To Fun...」。力強さのなかにもキラキラ感のあるトミー・キーン「Places That Are Gone」と名曲目白押し。
さらに、ビートリッシュなザ・スポンジトーンズ「She Goes Out With Everybody」、透明感のあるマーシャル・クレンショウ「Whenever You're On My Mind」、ザ・パシュート・オブ・ハピネス「She's So Young」は爽やかなフィーリング。大好きなザ・スミザリーンズのファースト・アルバムからはエッジーな響きのギターがパワフルにドライヴする「Behind The Wall of Sleep」。まだまだ他にもザ・ロマンティックス、グレート・ビルディングス、レッツ・アクティヴ、The dB's、The La'sなど全18曲収録。