I WAS TOUCH THE HAND OF PANTA
新宿の紀伊國屋書店でパンタをゲストにトークイベント&サイン会があるのを知ったのは情報誌「ぴあ」か「シティーロード」を読んでだったかな。それともライヴで告知があったのか。友人と二人で出かけ、文房具屋でサインを書いてもらうために色紙を購入した。
会場の仕切られたスペースには20人くらい参加者がいたかな。参加は無料。パンタに書いてもらったサインの日付は1983年12月1日、とするとアルバム『SAVLAGE(浚渫)』リリース後だったのか。販売用のLPも置いてあり確か頭脳警察のサードが売ってた気がする。スペースを仕切っているボードには三里塚関連やマルコムXの記事の切り抜きが貼ってあった。まぁパンタを呼んで何を語らう会なのか今となっては全く思い出せないが、そういう政治的な話は出ていたと思う。ひととおり会の主催とパンタが話を終えた後(1時間位はしていたかな)、質問コーナーもあった。どんな話の流れかよく覚えていないが、パンタが「これまでリリースしていない未発表曲をリリースする計画がある。同じビクターのARBとかとあわせてオムニバス形式で」みたいな話があったと思う。実現しなかったけど…。その後列に並んでサインを書いてもらったのだが、その時握手したパンタの手は大きく、がっしりと力強く、とても印象に残るものだった。
1989年か1990年、泉谷しげるwith LOSERのライヴを観にいった渋谷公会堂のロビーでパンタ発見。開演前だったと思う。パンタって泉谷のライヴ観に来るんだ、と思いつつすたすたと近づいて「パンタのソロやHALのアルバムはCD化しないのか」などと不躾に話しかけてしまった。パンタは丁寧に「まずは頭脳警察からCD化だね」と答えてくれて、またがっしりと握手してもらった。
2005年3月に菊池琢己と赤坂グラフィティでおこなったライヴ、楽屋が客席の後ろにあったのでライヴ終了後、客席の真ん中の通路を歩いてくるのだが、この時のライヴに感動した私は引き上げてくるパンタに向かってハイタッチ、応えてくれたのがとてもうれしかった。
思えば歌手、アーティスト、バンドマンに限らずいわゆる著名人で握手したのはパンタだけだな。
右上の写真は紀伊國屋のトークショーで書いてもらったパンタのサイン。写真の左下はミニコミ『日本ロック』の創刊号でパンタ特集。奥付けを見ると1984年5月10日発行。このミニコミどこで買ったんだろう…池袋の五番街だったかな…。パンタのインタビュー、パンタ34年の歩み(バイオグラフィー)掲載。この時点で私が聴いたことがなかった頭脳警察『1』収録曲「世界革命戦争宣言」、「赤軍兵士の詩」、「彼女は革命家」、「戦争しか知らない子供たち」、「言い訳なんか要らねえよ」、「お前が望むなら」の歌詞掲載、画期的だった。それに頭脳警察『1』から『SALVAGE(浚渫)』までのシングルを含む全レコードリスト掲載。非常に重宝しました。下に敷いたのは確か再結成頭脳警察のライヴ会場で買ったTシャツ、それにバッジ。