ロック・アーティストの詩集 海外編
ロック・アーティストの詩集、海外アーティストだとこれだけだな読んだのは。全部古本で安く買ったんだと思う。
ジョン・レノンのソロ代表曲にリンゴ・スターへの提供曲「I'm The Greatest」と「Goodnight Vienna」、ジョニー・ウィンターへの提供曲「Rock And Roll People」を含む、歌詞53編を収録。映画『バックビート』の影響でビートルズに嵌ってた頃に買ったと思う。ビートルズの詩集もどこかにあるはず。
『デビッド・ボウイ詩集 オディティ』北沢杏里訳(シンコーミュージック刊・1985年初版)
1969年『スペース・オディティ』から1984年『トゥナイト』までのアルバムから選ばれた歌詞53編を収録。モノクロで4ページの写真あり。1990年代にライコ・ディスクから再発されたボウイのCDを集めてた頃に買ったと思う。
『マーク・ボラン詩集 ボーン・トゥ・ブギ』中川五郎訳(シンコーミュージック刊・1988年初版)
マーク・ボランの1965年デビューシングル「The Wizard c/w Beyond The Rising Sun」からボランの死後リリースされたアルバム『ユー・スケア・ミー・トゥ・デス(邦題・霊魂の叫び)』(1981年)まで、シングルやアルバムから選ばれた歌詞77編を収録。鋤田正義によるモノクロの写真ページ(6枚)あり。Tレックスのオリジナル・アルバム(アナログ盤)を借りてカセットに録音して持ってたから歌詞が読みたくて買ったのかも。
パティ・スミスの詩集『バベル』日本版・山形浩生、中上哲夫、梅沢葉子訳(思潮社刊・1994年)
アメリカで1978年に出版された『BABEL』が原本。歌詞集じゃないけど。1990年代中頃にパティのCDがボーナストラック入りでリイシューされた頃に買った気がする。
『ロック・オリジナル訳詩集3・僕にはこう聴こえる』町田町蔵、他訳(思潮社刊・1992年)
海外アーティストの歌詞を日本人アーティストが訳すという試みの3冊目。ほとんどが訳者自身の解釈で日本語にしたというか原詞とは別物で、原詞やタイトル、曲からイメージを膨らませて創作している。町田康の小説を読み始めた頃に町田町蔵の訳詞が読みたくて購入した。町田はフランク・ザッパ(マザーズ・オブ・インヴェンション)の「What’s The Ugliest Part of Your Body?」とジョン・レノン「Mother」を訳している。どちらもユニークだが鋭利な訳となっている。表紙がテレヴィジョン『マーキー・ムーン』というのもいい。