追悼・TOM VERLAINE
2023年1月28日、73歳でなくなったという。
そうか…。テレヴィジョンのファースト・アルバム『マーキームーン』に衝撃を受け、それからテレヴィジョン、トム・ヴァーレインの音を探し求めた。
テレヴィジョンのセカンド『アドヴェンチャー』、ROIRからのライヴ・カセット『ブロウ・アップ』、1992年の再結成アルバム『テレヴィジョン』、2003年にRhino Handmadeからリリースされた『Live At The Old Wardorf』、配信で入手した再結成時のライヴ『Live At Academy NYC 12.4.92』…。
トムのソロは3作目『ワーズ・フロム・ザ・フロント』(1982年)を最初に入手した。たぶん1984年頃に中古で買った(右上の写真はアナログ盤『ワーズ・フロム・ザ・フロント』のインナーより)。ファースト『トム・ヴァーレイン(邦題:醒めた炎)』から1992年リリースの『Warm And Cool』まで聴いたけど、2006年に同時リリースした『Around』と『Songs And Other Things』は聴いていないな…。
もしかしたら本国アメリカより、日本や、イギリスを含むヨーロッパで人気があり、評価が高く、影響力が大きかったと思えるテレヴィジョン/トム・ヴァーレインだが、USパンク黎明期の最重要バンド/ギタリストとしての伝説とともに、その作品はいつも、いつまでも聴き継がれることだろう。
トムがテレヴィジョンの前にリチャード・ヘル、ビリー・フィッカと組んでいたバンド、ザ・ネオン・ボーイズの音源を3曲含むCD(1991年 Overground)。5曲入りのCDで他2曲はリチャード・ヘル+ヴォイドイズの楽曲。
ブライアン・イーノと録音したというデモ5曲を含むブートレグ『Double Exposure』。結構探したアナログ盤。
セカンド・アルバム『アドヴェンチャー』のレーベル。エレクトラのLP盤はテレヴィジョンに限らずだが、レーベルに蝶のイラストが描かれていたのが美しい。7インチ・シングル盤はキャタピラーのイラストでちょっと怖かった。
雑誌『レコード・コレクターズ 1992年10月号』。特集「ニューヨーク・パンクとテレヴィジョン」。
テレヴィジョンの記事は、
バイオグラフィ:西村茂樹
デビュー前のテレヴィジョンの記事:水上はるこ
オリジナル・アルバム・ガイド:大鷹俊一
メンバーのソロ活動:赤岩和美