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「ベイビー・メイビー」SHEENA & THE ROKKETS

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Baby Maybe I Love You Baby Maybe I Love You Baby Maybe I Love You Baby Maybe I Love You ベイビー そっと目を閉じて メイビー きこえてくるでしょう ため息だけで すぎてしまうなんて ベイビー 貴方にあわない ベイビー あたしの好きな人 メイビー いつまでも変わらないわ 恋のかけ橋 宇宙の果てまで ベイビー 誓ってほしいの 真夜中の光が 窓辺をさした時 おきざりのハート 貴方は気づく 「ベイビー・メイビー」from Album 『CHANNEL GOOD』SHEENA & THE ROKKETS 作詞:シーナ 作曲:高橋幸宏 編曲:鮎川誠 突然の訃報、昨日からいろいろと聴いたり、読んだり、眺めたり。 シナロケのアルバム『チャンネル・グー』に収録されている「ベイビー・メイビー」は、バブルガム&テクノ・フレーヴァーでキャッチーな曲。作詞作曲のクレジットを見ると、ちょっと寂しい気持ちになる…。高橋幸宏はこの曲でドラムも担当していた。 1983年の再結成サンハウス『クレイジー・ダイアモンズ』、鮎川誠名義の 『クール・ソロ』 、シーナ産休中の3人組ロケッツ『ロケット・サイズ』、サンハウスのレア音源集『ハウス・レコーデッド』…どれも新鮮だった。『LONDON SESSION』も好き。

追悼・鮎川誠

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  2023年1月29日、鮎川誠が逝去。 おまえが 街をでていく気 俺に 一言いわせておくれ 別れぎわに あいさつには もってこいの言葉だぜ グッドラック グッドラック グッドラック 笑ってみせな そうさ 涙は禁物さ まだ 俺たちは 終わっちゃいない ブルーな しめった空気には もってこいの言葉だぜ サヨナラ その言葉は きかなかったことにするぜ 馬鹿げた ゲームだって あとくちだけは 汚さずに 「グッドラック」from Album 『CHANNEL GOOD』SHEENA & THE ROKKETS 作詞:柴山俊之 作曲:鮎川誠 愛用のギブソン・レス・ポール・カスタムと pic from SHINKO MUSIC MOOK『ROCKS OFF Vol.05』(2008年) pic by 吉浜弘之 今年の冬は殊更寒さが堪えるな…。

追悼・TOM VERLAINE

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トム・ヴァーレインが逝去。 2023年1月28日、73歳でなくなったという。 そうか…。テレヴィジョンのファースト・アルバム 『マーキームーン』 に衝撃を受け、それからテレヴィジョン、トム・ヴァーレインの音を探し求めた。 テレヴィジョンのセカンド『アドヴェンチャー』、ROIRからのライヴ・カセット『ブロウ・アップ』、1992年の再結成アルバム『テレヴィジョン』、2003年にRhino Handmadeからリリースされた『Live At The Old Wardorf』、配信で入手した再結成時のライヴ『Live At Academy NYC 12.4.92』…。 トムのソロは3作目 『ワーズ・フロム・ザ・フロント』 (1982年)を最初に入手した。たぶん1984年頃に中古で買った(右上の写真はアナログ盤『ワーズ・フロム・ザ・フロント』のインナーより)。ファースト『トム・ヴァーレイン(邦題:醒めた炎)』から1992年リリースの『Warm And Cool』まで聴いたけど、2006年に同時リリースした『Around』と『Songs And Other Things』は聴いていないな…。 もしかしたら本国アメリカより、日本や、イギリスを含むヨーロッパで人気があり、評価が高く、影響力が大きかったと思えるテレヴィジョン/トム・ヴァーレインだが、USパンク黎明期の最重要バンド/ギタリストとしての伝説とともに、その作品はいつも、いつまでも聴き継がれることだろう。 トムがテレヴィジョンの前にリチャード・ヘル、ビリー・フィッカと組んでいたバンド、ザ・ネオン・ボーイズの音源を3曲含むCD(1991年 Overground)。5曲入りのCDで他2曲はリチャード・ヘル+ヴォイドイズの楽曲。 ブライアン・イーノと録音したというデモ5曲を含むブートレグ『Double Exposure』。結構探したアナログ盤。 セカンド・アルバム『アドヴェンチャー』のレーベル。エレクトラのLP盤はテレヴィジョンに限らずだが、レーベルに蝶のイラストが描かれていたのが美しい。7インチ・シングル盤はキャタピラーのイラストでちょっと怖かった。 雑誌『レコード・コレクターズ 1992年10月号』。特集「ニューヨーク・パンクとテレヴィジョン」。 テレヴィジョンの記事は、 バイオグラフィ:西村茂樹 デビュー前のテレヴィジョンの

Gibson Les Paul Junior使用ミュージシャン その2

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先の ムック本 でジョニー・サンダースの写真が白黒だったのが残念なので、アルバム・ジャケットで紹介。 ニューヨーク・ドールズのセカンド・アルバム『イン・トゥ・マッチ・トゥ・スーン(邦題:悪徳のジャングル)』。ジョニー・サンダースが弾くのはTVイエローのレス・ポール・ジュニア・スペシャル。 ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズのライヴ盤『D.T.K. Live at the Speakeasy』。日本で1996年にテイチクからCD化された際のジャケット。“中國石”ステッカー・チューンのTVイエロー・レス・ポール・ジュニア・ダブルカッタウェイ。 1989年にリリースされた『ライヴ・イン・ジャパン』。ジャケットはレス・ポール・ジュニア・ダブルカッタウェイを持つジョニーの写真だが、内容は1988年2月3日、渋谷LIVE-INNでおこなわれたジョニーのソロ・アコースティック・ライヴの模様を収録している。発売はJ.A.P. インターナショナル(ディストリビュートはクラウン・レコード)で、プロデュースにクレジットされているのはポートレイト・レコードだった。 ムック本では紹介されていなかったが、ザ・クラッシュのミック・ジョーンズもレス・ポール・ジュニアを使用していた。 ボックスセット『クラッシュ・オン・ブロードウェイ』のブックレットに載っていた写真。極初期のリハーサル写真でキース・レヴィン(右端)に、ドラムは極初期のクラッシュのリハーサルに数度参加したジョーの友人パブロ・ラブリテン(後に999のドラマー)が参加。ミックが弾いているのはダブルカッタウェイのレス・ポール・ジュニア。 同じくボックスセット『クラッシュ・オン・ブロードウェイ』のブックレットからの写真。くわえ煙草でチューニング中?のミック・ジョーンズ。これはシングルカッタウェイのレス・ポール・ジュニア。 同じくボックスセット『クラッシュ・オン・ブロードウェイ』のブックレットからの写真。ダブルカッタウェイのレス・ポール・ジュニア。 こちらはDVD『THE Essential THE CLASH』のブックレットからで、上の写真と同じ時に撮影されたと思われる。カラーはおそらくチェリー・レッドと思われる。 ミック・ジョーンズがレス・ポール・ジュニアを弾いている映像はプロモ・ヴィデオ「Bankrobber」、「Call Up」

Gibson Les Paul Junior使用ミュージシャン その1

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先日の レス・ポール・ジュニアのムック本 を読んでいて、この本では紹介されていないが、取り上げて欲しかった!というミュージシャンの写真をアルバムのブックレットや本の表紙から紹介。 やはりルースターズの花田裕之。ルースターズ後期によく弾いていた、TVイエローのレス・ポール・スペシャル。この写真はライヴ・アルバム『FOUR PIECES LIVE』のブックレットより。かっこいい。 1988年7月22日のファイナル・ライヴの模様の一部は映像作品『FINAL LIVE 1988』として1990年にリリースされ、レス・ポール・スペシャルを弾く花田の映像が観られる。このライヴは拡大版が2004年にリリースされた『オフィシャル・パーフェクト・ボックス』でDVD化されている。 ←VHS『FINAL LIVE 1988』                          もう一枚は、パンタが1989年にリリースしたアルバム『P.I.S.S』のレコーディングに参加した時の花田。同じレス・ポール・スペシャル。『P.I.S.S.』ブックレットより。 こちらはフリクション時代の恒松正敏が指から血を流して弾いていた写真が表紙に使われた地引雄一著『ストリート・キングダム』。ダブル・カッタウェイのレス・ポール・ジュニア。ボデイの色はTVイエローと思われる。ボディにマヤコフスキーの写真が貼られていた。1978年12年31日、下北沢ロフトにて。 そのライヴの前に撮影されたと思われる写真。地引雄一写真集『TOKYO STREET ROCKERS 1978→1981』の表紙。同じダブル・カッタウェイのレス・ポール・ジュニア。 雑誌『ロック画報 19 フリクション特集』で恒松正敏はフリクション当時使用していたギターについて、 1. 茶色のレス・ポール・ジュニア・ダブル・カッタウェイ(フリクションのドラムのヒゲから借りた茶色のギター)。 2.マヤコフスキーの写真が貼ってあるレス・ポール・ジュニア・ダブル・カッタウェイ(友人から借りた黄色のギター)。 3.フリクション以前から持っていた自分のギターでSGシェイプの赤いギブソン・メロディ・メーカー。 と本人のコメント記載がある。 茶色のレス・ポール・ジュニアはもしかすると、フリクションのファーストEPのジャケット裏に使用した写真に写っているギターかもしれない。 赤

追悼・高橋幸宏

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高橋幸宏が2023年1月11日に逝去。70歳だった。 YMOはリアルタイムではいやでも耳に入ってきたけど、当時はブームに反発して企画アルバム的な『増殖』以外は聴いていなかった。後にサイバーパンクなヴィジュアルのファーストのUSリミックス盤から聴き直したな。ミカ・バンドはグラム・ロック経由で聴くようになった。高橋幸宏のソロも『ニウロマンティック』や『ボク、大丈夫』も借りて聴いたが、一番よく聴いたのは鈴木慶一とのユニット、ザ・ビートニクスのセカンド・アルバム『EXITENTIALIST A GO GO』だ。 ジャングリーなギターポップ、ネオアコやニュージャズな雰囲気もあり、ザ・バンド、プロコル・ハルムのカヴァーも収録されていて、親しみやすい楽曲が並んでいる。 “ 寒い陽だまりに そっと座って   影を見つめて 目を閉じる   耳をすませば 風が言う   Do you remember what you were looking for   季節はずれの 僕の心は   夢を見ずに 眠ってる   今が見えずに 笑ってる   I can't remember what I was looking for   I keep on running as for as the plain goes   I take my time to run through the wild life   空を今 抱きしめて   僕はそっと影になる   君の言葉に 少し疲れて   長い夜に 怯えた   熱い朝にも ふるえてる   Do you remember what you were looking for   I take my chance to run from the wild night   I take my time to run through the wild life   空を今 抱きしめて   僕はきっと影になる   空を今 抱きしめて   僕はひとり影になる   空を今 抱きしめて… ” 作詞・作曲:高橋幸宏 「初夏(なつ)の日の弔い (ONCE UPON A SUMMER FUNERAL)」 from ALBUM『EXITENTIALIST A GO GO』(1987年)THE BEANIKS RIP…。

追悼・JEFF BECK

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ジェフ・ベック逝く。 突然の細菌性髄膜炎により、1月10日に亡くなった。78歳だったという。 ギター小僧だった頃は、ジェフ・ベック・グループ、BBAのアルバム、ジェフ・ベックのリーダー・アルバムは誰かしら持っていて貸し借りして聴いていた。『ゼア・アンド・バック』までは聴いていたなぁ。 今、家にあるCDはヤードバーズを除けば『ブロウ・バイ・ブロウ』のみ。かつてアナログ時代には“ギター殺人者の凱旋”というやや物騒な邦題がついていたが、殺人的なテクニックをもつギタリストの2年ぶり傑作ギター・インスト・アルバム、的なニュアンスか。 久々にCDラックから取り出して聴いたが、聴きやすく親しみやすい内容で、ファンキーな曲が多く軽快なリチャード・ベイリーのドラムスも心地よい、ビートルズの「She 's A Woman」の陽気なインスト・カヴァー、スリリングな「Scatterbrain」、のびやかな「Freeway Jam」など、明瞭なトーンで澱みなく繰り出されるギター・フレーズはスポーティな印象もあり。 スティーヴィー・ワンダーが作曲したシリータ・ライトの曲をインスト・カヴァーした「 Cause We've Ended As Lovers(邦題:哀しみの恋人達)」のクールでエモーショナルな名演は永遠に残るだろう。 ラストの「Diamond Dust」は、ジョージ・マーティンのオーケストラ・アレンジとマックス・ミドルトンのキーボードがジェフのギターと絡むリリカルな曲。 RIP...

『Gibson Les Paul Junior Player's Book』

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リットーミュージックから2022年12月、ムック本『ギブソン・レス・ポール・ジュニア・プレイヤーズ・ブック』が刊行された。 『JOHNNY THUNDERS Complete Works』 を読んでジョニー・サンダースが私的ブームとなってから、ジョニーが使用していたギブソン・レス・ポール・ジュニアのダブルカッタウェイTVがいいなー、欲しいなーと思いつつ、ジョニーが使っていたヴィンテージのDC TVはもちろん買える値段ではない。コピー・モデルや中古もネットで見たけど、この歳になってエレキ・ギター買うんかよ…という思いもありつつ、この本を読んで気持ちを鎮めようとこのムックを購入(鎮まるんかな…)。 表紙は1959年レス・ポールTV、裏表紙は1955年レス・ポール・スペシャルの写真が掲載されている。内容はレス・ポール・ジュニアの1954年〜1961年、1974年、1976年の写真がずらり。1959年に新たにエントリーモデルとして加わったメロディ・メーカーの1959年〜1967年、1977年の写真も掲載。 愛用しているミュージシャンの紹介で斎藤誠、山口洋のインタビュー、真島昌利のコメント。海外のミュージシャンの紹介ではキース・リチャーズ、ロン・ウッド、ジョン・レノン、ボブ・マーリー、レスリー・ウェスト、クリス・スペディング、ジョニー・サンダース、ビリー・ジョー・アームストロング、ゲイリー・ムーア、ジョーン・ジェットの写真と使用ギターが紹介されている。ジョニー・サンダースの写真が白黒なのは残念だがね…。 豊富な写真と説明でレス・ポール・ジュニア、スペシャル、メロディ・メーカーの特徴、変遷・歴史がわかる。うーむ欲しいなー。 山口洋と真島昌利が語っているレス・ポール・ジュニアのロックンロールな魅力を他のミュージシャンも感じ、このレス・ポール・ジュニアやメロディ・メーカーを愛用している(していた)と思う。