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REDRUM「SLEEP」

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2004年9月発表のミニ・アルバム『ANSWER SONGS』より。 キューブリックといえば、このバンドも「シャイニング」にちなんだバンド名。REDRUMの表記正しくは、Dの後のRが左右逆なんだけど。後ろから読むと...。 1999年にデビューCDがリリースされた時、ラジオで紹介されていたのを聞いて(確かメンバーがゲストだった)いいネーミングだなと思い、 ずーっと気にはなっていたのだが、音を聴いたのは、この7枚めのミニアルバムが初。 1曲目のビート全開ロックンロールナンバー「SLIDER」もいいけど、 デイヴィッド・リンチ/アンジェロ・バダラメンティのフローティング・ミュージックを感じさせる、4曲目の「SLEEP」が気持ちいい。 弦の響きのはっきりとしたギター・フレーズ、少し不安定なYUMIのボーカル、しっかりとしたドラミング、中盤でノイジーなギター爆発。 聴かせます。 ひとつ気になるのはベースのミックスが(アルバム全体で)少し引っ込み気味なところかな。 ジャケが『CMC』な気がするのは私がルースターズファンだからか?

スーパーミルク「ゴキブリ天国」

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2001年7月発表のアルバム『ライブ・エレキダンス 1979~1980』より。 70年代末関西パンク/ニューウェイブ・シーンの知られざるバンド、スーパーミルク。バンド名の由来はキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」でマルコム・マクドゥエルたちが飲んでいるドラッグ入りミルクの名前から、というのがイカす。 1979年~1983年までの活動期間にレコード・リリースはなく、ライブを集めたこのアルバムが初リリースとなった。 歌詞の掲載もなく、オーディエンス録音のために音質があまり良くないので、歌っている内容が聴き取り難いが “片手にニコチン、心はマシーン、唇にコーラ、背骨は湾曲” で始まる「ゴキブリ天国」が気に入っている。 シンセサイザーがピコピコというより、キュルキュルと鳴り響く中、 “つぶらな瞳を輝かせた30cmのゴキブリ”に支配された町で、 “せめて俺たちはくたばる時までエレキダンス”  とゴキブリの時代を歌ったスラップスティックでポップな曲。 当時スタジオ録音でシングル・リリースしていたら日本のパンク/ニューウェイブ史に残る名曲になっていただろう。

頭脳警察「見知らぬ友への反鎮魂歌」

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2004年10月発表のアルバム『music for 不連続線』より。 頭脳警察が演劇の音楽を手掛けている、というのはパンタ詩集「ナイフ」などを読んで知っていたが、その音に接する事は出来ないだろうと思っていた。 映画と違って演劇は手軽に繰り返し見られるメディアではないし、なにしろ70年代のことだ、演劇そのものをフィルムに記録するというのも難しいことだろう。 しかし、このCDは実際の公演で使用していた6mmのオープンリール・テープをマスターとして製作され、今我々の耳に届いた。 パンタの活動の中でも歴史的な記録であることは間違いない。 全20曲のなかでパンタがボーカルをとるのは5曲。 凶暴な「鴉の歌」や後にアルバム『歓喜の歌』に再録される「最終指令自爆せよ」もいいが、 「見知らぬ友への反鎮魂歌」のスローな曲にのった菅孝行の叙情的な歌詞が耳に残る。 このアルバムの歌詞は「最終指令~」など3曲を除き全て劇団・不連続線主宰の菅孝行だが、 革命の演劇を目指していた不連続線の志と、 パンタが常に持っている‘世界は未だ闇に包まれている’というイメージはこの歌の中で共鳴している。 “見知らぬ友よ まだ世界は夜だ   たとえ殺したおまえと殺されたおまえが手をとりあっても   冷えた心に炎は還らない” というフレーズが秀逸。

RIDE『TODAY FOREVER』

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1991年発表のシングル。 ロックに痺れるのは音だけじゃなくてジャケットも、というわけで今回は気に入りジャケを紹介。90年代に活躍したライドが1991年に発表したシングル。 動物系のジャケはいろいろあるけど、ホオジロザメの美しい写真を使ったこの4曲入りシングルはいいですね。水の揺らぎ、サメの開かれた口から流れ出る水、白い歯、静かな目に魅入られます。12インチなら迫力増してなお良し。 ちなみに裏ジャケはサメなら一度に沢山食べられそうな稚魚の群れです。あ、サウンドももちろんいい。繊細で獰猛なUKロック。

FUN BOY THREE「LIFE IN GENERAL(LEWE IN ALGEMEEN)」

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1982年3月発表のアルバム『Fun Boy Three』より。 Fun Boy Threeは1981年にスペシャルズを脱退したテリー・ホール、ネヴィル・ステイブルズ、リンヴァル・ゴールディングの3人が結成。アフリカンなリズムを大胆に導入した音楽性がユニークだった。 このファースト・アルバムにも収録されているアラビアンなデビューシングルやバナナラマ協力のセカンドシングルもいいが(共に英国でヒット)、低音響くアフリカン・ビートと様々なパーカッション、中盤のラップが気持ちいい「ライフ・イン・ジェネラル」を大音量で聴きたい。 UK New Wave Renaissance 2004の企画で2004年4月に日本初CD化。

THE GO-BETWEENS「STREET OF YOUR TOWN」

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1988年8月発表のアルバム『16 Lovers Lane』より。 The Go-Betweensは1978年にオーストラリアで結成、後にイギリスに活動を移しニューウェイブ、ネオアコースティックの流れの中で活躍した。この曲は彼らの6枚目のアルバムにしてラストアルバム収録曲で、シングルカットもされている。ギターのストローク、カウントからベースが入り、 "Round and round, Up and down, Throuh the streets of your town" と歌われる軽快で、乾いていて、可愛らしくて、どことなく儚げなポップソング。アマンダ・ブラウンの甘いコーラス。ベーシストのジョン・ウィルスティードが弾いているというギターソロも乾いた味でいい。 春や秋のよく晴れた休日に聴きたくなる曲。

THE GROOVERS「情炎」

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2003年2月発表のアルバム『SETZNA』より。 藤井一彦の作る歌詩は、アルバム・リリースを重ねる毎に鋭さ、表現の豊かさが増しているが、この「情炎」には凄いなと思わされた。 “命綱のロープの結び目のようなふたり” 固く結びついているふたりを、こう表現できるなんて。 必死に共に生きてきた古風(“作者の名も知られぬ、古い絵のよう”)なふたりが、辿り着いたどこかの静かな目的地で、お互いの内なる情炎に気付く...。 それは「固く結びついている」ふたりにとって“小さくても致命的なほころび”なのか。アコースティック・ギターのイントロから始まり、激しいギターサウンドに変わるミディアム・バラード。

THE ROOSTERS 『CMC』

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1983年7月1日、Shan-Shanからリリースの12インチ・シングル。  SIDE A : 1. CMC(作詩/大江慎也 作曲/ザ・ルースターズ) シドニー・ルメット監督、ヘンリー・フォンダ主演の映画『未知への飛行』に影響を受け作られたと言われている曲で、 サマービーチを突然襲う爆撃の様子が歌われている。 『未知への飛行』は、ユージン・バーディックとハーヴィー・ウィーラーによって書かれた小説『未確認原爆投下指令』(原題:『Fail Safe』) を原作とした映画で、冷戦下のソ連に誤って侵入したアメリカの核戦略爆撃機を呼び戻す努力と、 これが故意ではないとソ連の首相を説得するアメリカ大統領や戦略空軍司令部の緊迫したやり取り、徐々に近づく核戦争の恐怖を描いた。爆撃機の積んでいるのは20メガトンの核爆弾。これをモスクワに投下する事態になれば、 米ソ間の全面核戦争になり、世界の終末が訪れることになる。そして、アメリカ大統領の下した命令は...。 もともとは「サマー・サマー・サマー(巡航ミサイル・キャリア)」という題名だったが、 リリース時にはCruising Missile Carrierの頭文字をとったタイトルに改められた。 “バカンスを楽しむ人々は~”の部分を除けばスリーコードで作られたルースターズ型のロックンロール・ナンバーで、そのビート感は群を抜く。 イントロのギターで警報が鳴り響き、フィード・バックが爆撃機の飛来を告げる。 その前のめりに突き進む演奏は“磯ガニ”が登場する少しユーモラスな歌詩、ポップな井上のベースラインとマッチして緊張感を生み出す。 “Summer Day, Summer Beach, Summer Sun”の部分のドラミングは、The Clashの「Tommy Gun」を彷彿とさせるフレーズだ。 2. カレドニア(作詩/大江慎也 作曲/ザ・ルースターズ) 抽象的なフレーズが並ぶ歌詩。“飛んでゆく、棒一本持って”、“旋風をたてて”、“水しぶきをあげて”、“In To Deep Blue Sea” などのフレーズからは前の曲のようなミサイルや潜水艦などが頭に浮かぶ。 スカルノ峰やウギンバはインドネシアの地名、ナッソウはババマの首都。 井上の低くうねるベース・ラインが印象的だが、 このベースを前面に出して(ドラムやギターは抑えられた)Rem...

THE ROOSTERS 『ニュールンベルグでささやいて』

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1982年11月21日、Shan-Shanよりリリースの12インチ・シングル。 たった1日で音録り、ミックスダウンまで全てを終らせるという予定で行われた1982年9月末のレコーディング。 ファースト・テイク重視という思い切りの良さで、いままでライブで練り上げてきたアレンジ、フレーズを盤に刻み込む。 少し前、7月4日に行われた東京千代田公会堂のワンマン・コンサート”Let's Rock”では、 既にこのセッションから5曲が演奏されていた。 このコンサートの為に5月末から週10時間のリハーサルを続けられていたというし、録音の数カ月前からライブのセットに組み込んできていたので、 新曲を短時間でしかも曲の持つ最良の部分を引き出して録音することにはかなり自信があったのだろう。 機材的にもワンギター、ワンアンプで、大江はフェンダー・リードII+VOXアンプ、花田はフェンダー・ストラト+HIWATTアンプ、 井上はフェンダー・ジャズベース+ACOUSTICアンプの組み合わせのみ。池畑はドラムセットにゴング・バスを加えている。 実際には大江が体調不良のためレコーディングは中断となり、10月に入ってダビング、ボーカル・トラックの録音とミックスダウンが行われ、 計4日間をかけた。このレコーディング・セッションで録音された曲は、 "ニュールンベルグでささやいて" "撃沈魚雷" "バリウム・ピルス" "ロージー" "サマー、サマー、サマー"(巡航ミサイル・キャリア=C.M.C) "ニュー・カレドニア" "ゴミ" "ゴー・ファック" の8曲。 "ニュールンベルグ"から"ロージー"までの4曲が、45回転30cmミニ・アルバム『ニュールンベルグでささやいて』として1982年11月21日に日本コロムビアのShan-Shanレーベルからリリースされた。 SIDE A : 1. ニュールンベルグでささやいて(作詩/大江慎也・中原聡子 作曲/ザ・ルースターズ) 13歳で麻薬中毒、薬を買う金に困り14歳で娼婦となったベルリンの少女Christiane F.の記録 『かなしみのクリスチアーネ・われら動物...

1984『BIRTH OF GEL』

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1985 年 3 月にルースターズを脱退してからおよそ 1 年後、 新宿ロフトの 1984 のステージで歌詩を書いた紙を見ながら「 I'm Waiting For The Man 」 を歌う大江慎也がいた。 ルースターズの別ユニットとして始まった1984は、ルースターズからの池畑、井上、安藤、大江の脱退に伴って やがてプロデューサー・柏木省三のバンドへと変わっていった。メンバーも84年以降ルースターズに在籍していたベースの柞山一彦のほか、ルースターズのジャケット・コンセプト等ビジュアル面で関わっていた鏑木朋音をキーボードに、 ギターは当時Sence of Viewというバンドにも在籍していた富永保というラインナップ。 このメンバーにデイト・オブ・バースを迎え、 ゲスト・ボーカリストとして大江慎也が参加して録音されたのが『Birth of Gel』だった。 先のロフトでの大江の飛び入り参加は、音楽活動再開にむけた一歩であり、このアルバムの参加から初のソロアルバム発表へ続く足がかりとなる。 大江はタイトル・トラックの「Birth of Gel」とドアーズのセカンドアルバムから「Strange Days」のカバーで ボーカルをとっている。「Birth of Gel」はつやつやした演奏にのせて英語で歌われるポップな曲。 「Strange Days」はほぼ原曲に忠実なアレンジ。 この他、US初期パンクのリチャード・ヘル「The Hunter Was Drowned」は原曲のサックスに変わりキーボードをフィーチャー、 、モダン・ラヴァースの「Pablo Picasso」はつこっみ気味の柏木のボーカルもあわせてかっこ良く仕上がっている。 カセットや『逆噴射家族』のサウンドトラック・アルバムにも収録されていた「Space 1999」は、 オーケストラ・ヒットやアコースティック・ギターのソロを入れてアレンジしているが、だんだん悪くなっている気がする。 日本的な印象の「春霞」、「Sorrow」という曲名は『爆裂都市』のサントラにも入っていたが違う曲で、 曲調は『逆噴射家族』の雰囲気に近い。作曲の“Jun”というクレジットは下山のことか。1984初期のパーカシッブな特徴はなくなり、「Bad Dreams」 といった曲ではトム・ヴァーレインのような引き攣ったギターが目立つようになっ...

UFO『STRANGERS IN THE NIGHT』

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1979年、クリサリスよりリリース(UK)のライブ・アルバム。 1970年にデビューしたUFOはシングル「C'mon Everybody」(エディ・コクランのカバー)がドイツやフランス、日本でヒット、1971年には来日もしている。 73年にはギタリストのミック・ボルトンが脱退、ドイツのスコーピオンズからマイケル・シェンカーを引き抜き、1974年リリースのアルバム 『現象』後、本国イギリスとアメリカにおいても人気を獲得してゆくが、 グループ内の葛藤やドラッグ問題なども絡み、マイケル・シェンカーが一時失踪するなど不安定な面もあった。 マイケル復帰後1978年に『宇宙征服』をリリースするが、同年11月にマイケル・シェンカーは正式にグループを脱退してしまう。 その1978年末にリリースされたこのライブ・アルバムは、同年アメリカのシカゴ、ルイズヴィルでのライブを収録したものだ。 アナログ・リリース時(89年CD化の際も)は「ナチュラル・シング~アウト・イン・ザ・ストリート」のメドレーで始まる13曲入りだったが、 2000年のリマスター盤CDリリース時にエクスパンデッド・エディション(右上のジャケ写)として15曲入り、 曲順も当時のセットリスト通りに並び替えられた。音質もかなり良くなっていると思う。 収録した会場のクレジットもクリーヴランド、ヤングスタウンが追記されている。 “Hello Chicago!”の掛け声は今までも入っていたと思うが、始まりの曲は「ホットン・レディ」で、 ライブの始まりに相応しい歌詩を持った曲。続く「チェリー」ともにこのライブ当時最新アルバムだった『宇宙征服』からのナンバー。 この2曲が追加された曲。 歌メロとマイケルのギターが絡む「オンリー・ユー・キャン・ロック・ミー」、 世界中のギターキッズがコピーをしただろうギターフレーズで始まる「ドクター・ドクター」、 歌詩の内容も含め緊張感を孕む「ライツ・アウト」、時にハイ・テンションに、時にスローダウンして弾きまくる マイケルのギターが聴きもの「ロック・ボトム」は11分に及び構成もよく出来ている。 これらUFO代表曲の他にも、 ドラマティックなラヴ・ソング「ラヴ・トゥ・ラヴ」。 へヴィな「マザー・メアリー」や「ディス・キッズ」。 ボトルネックをちょこっと聴かせる「アイム・ア・ルーザー」など、捨て曲な...

TOM ROBINSON BAND「I SHALL BE RELEASED」

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1977年、EMIからリリース (UK)のシングル 『Bringing It All Back Home』、『Highway 61 Revisited』、『Blond On Blond』3枚のロック・アルバムを 発表後の1966年7月、ボブ・ディランはバイク事故により休養を余儀なくされる。67年6月頃から、のちのThe Band となるThe Hawksとともにウッドストックの農家、通称ビックピンクの地下室で毎日のようにセッションを重ねた。 このセッションの中から生まれた曲が「I Shall Be Released」で、ディランとしては71年にリリースされた 2枚組みベストアルバム『Greatest Hits Vol.II』に収録された。といってもThe Hawksと共に録音したものではなく、 このベスト盤のために71年にハッピー・トラウムと共に再録音したものだ。ウッドストックでのセッションは 91年になって『The Bootleg Series Vol.1~3」の中で発表されている。 Tom Robinson Band(TRB)はカフェソサエティーというバンドを経てトム・ロビンソンが1977年に結成したバンドで、 自由や人権に対する強烈なメッセージをパワーポップな演奏にのせて歌っていた。 TRBの「I Shall Be Released」は1977年9月にリリースしたデビューシングル「2-4-6-8 Motorway」のカップリング曲で、 証拠がはっきりしないままに15年の懲役刑に処されたジョージ・インスを支援するFree George Ince Campaignの為に取り上げたものだ。 きらびやかなアコースティック・ギターのストロークで始まり、ベース、ボーカル、オルガン、ドラムと加わり、徐々に盛り上がっていく。 このカバーバージョンには、2番と3番の間に“手遅れになる前に彼を得るのだ”という詩の内容がトム・ロビンソンによって補作されていて、 シャウトするアレンジが加えられている。続くギターソロも伸びやかな印象を残す名演。 シングルは英チャートの5位にランクするヒットとなった。 私がこの曲を聴いたのは、TRBのファーストアルバム『Power In The Darkness』のUS盤に付属していたボーナスLPで、 「Glad To Be Gay」、「Martin」と...

チャールズ・ブコウスキー著・青野聰訳『町でいちばんの美女』

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カルメン・マキの1996年発表のアルバム『UNISON』に「人魚」という曲が収録されていて、 “リュック・ベンソン監督のつめたく冷えた月」に捧ぐ”と副題が付けられている。 『つめたく冷えた月』は主演もしているパトリック・ブシテーが監督した1991年のモノクロのフランス映画(リュック・ベンソンは製作)で、 今回紹介するチャールズ・ブコウスキーの「人魚との交尾」と「充電のあいまに」の2つの短編小説を原作にしている。 この2編は1972年アメリカで出版された短編集『勃起、射精、露出、日常の狂気にまつわるもろもろの物語』に収められたが、 現在では、1983年にこの短編集を2部にわけて出版された 『町でいちばん美女』(もうひとつは『ありきたりの狂気の物語』)に収められている。 剃刀の様な純粋さと美しさを持った女との一時の愛を描く表題作「町でいちばんの美女」。 それよりももう少しスウィートな「かわいい恋愛事件」。 肉体労働の過酷さを知るものなら深く味わえる「精肉工場のキッド・スターダスト」。 オリジナル短編集のタイトル『勃起、射精...』に恥じない内容の「15センチ」や「ファックマシーン」、「チキン3羽」など体液を感じさせる物語、 ブコウスキーの好きな競馬の話しもいくつか。死ぬほどの病状を抱えた壮絶な入院生活をユーモラスに描いた「慈善病院での生き死に」。 『...日常の狂気にまつわるもろもろの...』という内容の物語も。 「淫魔」は白昼の悪夢のような話で、“日常の狂気”を冷静な視線であるがままに取り上げた作品だ。作者は関連付けないで欲しいとしているが「レイモン・ヴァスケス殺し」は実際にあったラモン・ノヴァロ事件をモデルにしたものだろう。 ハリウッド・ヒルズで優雅な暮らしをしていたラモン・ノヴァロ(『ベン・ハー』など)は、彼が5千ドルを自宅に隠し持っているという情報を 嗅ぎつけたシカゴ出身の兄弟によって、のどを突き刺され死亡した。 「人魚との交尾」は死姦を扱っているが、いたずら心が狂気を誘い、そして小さな愛情を作り出す、リリックな物語だ。 車のバッテリーを充電中に飲み屋に入った男と、そこで出会った娼婦との出来事を描いた「充電のあいまに」を途中のエピソードに加えて、 主人公をジミヘンなどのロック好きフランス人に替えたのが映画『つめたく冷えた月』。 ブコウスキーは世界で起きていること...

花田裕之『風が吹いてきた』

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1996年5月29日、東芝EMI よりリリースのアルバム。 花田裕之のソロ1作目『Riff Rough』はかなり気合いの入った売り方だったと思う。 ジャケット&ポスターは美顔で、雑誌によるインタビューや宣伝もかなりあった。 でも個人的にはあまり内容は良くなくて、ルースターズ時代の下山のようなタイプ/役割の布袋という ギタリストをパートナーに選んだというのも今一つ理解できなかった。 発売時のライブも観たが、池畑のドラミングを真近に見られたのは良かったが、 布袋のあの”布袋”としか言い様がないギタープレイがかなり印象に残った。 で、そのまま2~4作目までは購入せず、いよいよ池畑、井上、下山とバンドスタイルでアルバムを リリースすると聞いて期待して買った『Rock'n' Roll Gypsies』は”うーむ”という印象だった。 続く『Rent A Song』は買わず、『風が吹いてきた』は手に入れたが、 やはり個人的にはいま一つ、という印象をその時は受けた。 ここで花田のソロ作を全部売りに出すというルースターズ・ファンとしては許しがたい暴挙に出てしまった。 数年後のある日『Rent A Song』を購入、花田にはこんなルーツがあるんだと思い、 これなら『Rock'n' Roll Gypsies』や『風が吹いてきた』の世界もあるなとそれまでのCDを全部買い直した。 そのころになると私もアメリカの70年代ロックを聴くようになっていたので、 サウンド的に少しは馴染み易くなっていたのかも知れない。 (買い直したとは言え、やはり1作目~4作目まではCDラックから取り出す事はめったにない)。 これまでの花田のソロ・アルバムでは7枚目にあたる『風が吹いてきた』が好きだ。 このアルバムを製作していた1995年は花田にとって「かなり落ち込んでいた」年だったようで、 ルーティン・ワークとなっていた年に1枚のアルバム作りや、 それなりに出来上がっていく曲作りに嫌気がさしていたという。このアルバムの製作では、 そういった「面白くない」気持ち、気合いの入らない「虚脱感」、 どうにでもなれという「虚無感」を歌詩の中へ吐き出していたのではないかと花田は語る。 その歌詩がとてもいい。 ”素敵な出会いは眠りの中だけ、疲れ忘れさせてくれる”(Ooh La La)、 ”便利な生活...

Motörhead『Motörhead』

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1990年2月21日、テイチクよりリイシュー(JPN)のアルバム。 モーターヘッドはハード・ロック/ヘヴィ・メタルにカテゴライズされているバンドだが、 スラッシュ・メタル、ハードコア・パンク、グランジ/オルタナ系等、後の世代への音楽的な影響は 結構幅広いのではないかと思う。 ベースとボーカルのレミーも自分達を「パンクのスピード、 ヘヴィ・メタルの音量と重量感をミックスしたサウンド」と語っている。 そしてカテゴライズされることについては「俺達はロックンロール・バンドだ」と常々答えている。 ギタリストのエディは 「エリック・クラプトンとジョン・メイオールのプレイを観て宙に浮くほど感激した」と語っていたが、 そのリスペクトの現れがこのカバー曲と言えるのかも知れない。 「I'm Your Witchdoctor」はJohn Mayall & The Bluesbreakersが、 1965年10月にイミディエイトからリリースしたシングル(カップリングは「Telephone Blues」) がオリジナルで、プロデュースはジミー・ペイジだった。 ”俺はおまえの魔術師、おまえに恋の呪文をかける...”といった内容のEvil&Voodooなラブ・ソング。 オリジナルではイントロの”キーン”というオルガンに続いて、 ボーカルとほぼユニゾンでバッキングするクラプトンのギターが妖しいメロディと歌詩を際立たせている。 軽快なドラミングも印象的だ。 モーターヘッドのバージョンは歌詩が少し変更されていて、 パンキッシュなドラムに豪快なカッティングのギターで演奏されるハードなバージョンに仕上がっている。 オルガンが入っていないかわりにレミーのベースが活躍している。 エンディングでのエフェクト処理が 怪しい雰囲気? このカバー・バージョンは1980年11月にリリースされたEP『The Beer Drinkers EP』で発表されたが、 彼等がチズウィックよりリリースしたファーストアルバム『Motörhead』(1977年)がCD化される際に、 そのEP全曲がボーナス・トラックとして収録されている。 モーターヘッドはこの曲の他にも「The Train Kept A-Rollin'」や「Leaving Here」、 「Louie Louie」、「Please Don...

ウィリアム・ギブスン他著・巽 孝之編 『この不思議な地球で(世紀末SF傑作選)』

ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』、短編集『クローム襲撃』は衝撃的だった。 私にとってそれまで何の興味も湧かなかった、 というよりオーウェルの『1984年』的な管理/統治装置として嫌悪の対象であったのだが、 ギブスンのわくわくするような小説はコンピュータの世界へと、そしてサイバースペース、 サイバー/ジャンクカルチャーへの扉を開けてくれたのだった。 本書はそのギブスンの短編を始めとする、サイバーな10編を収めたアンソロジー。 ウィリアム・ギブスンは「スキナーの部屋」を収録。 この短編は、1989年サンフランシスコ現代美術館の展覧会に参加を要請されたギブスンが、 建築家と共に「サンフランシスコ・ベイ・ブリッジをホームレスが不法占拠、 橋上空間(ブリッジ・カルチャー)を作り上げる....」という構想をもとに執筆したものだ。 『ヴァーチャル・ライト』、『あいどる』、『フューチャーマチック』と続く三部作の序章とも言うべき作品。 ベイ・ブリッジに橋の骨格とワイヤとあらゆるジャンク....船や航空機の胴体までを持ち込み、 人々がいかにして橋上空間を作り上げていったかが、スキナーの回想と彼の皮ジャンに身を包んだ少女の行動によって明らかになる。 展覧会に参加した時のギブスンと二人の建築家によるイラスト付き。 オースン・スコット・ガードの「消えた少年たち」は、ストーリ-テリングに驚嘆させられる作品だ。 仕事や障害を持った子供にかかり切りで多忙を極める両親に、孤独になり自分の殻に閉じこもっていく小学一年生の長男。 学校に馴染めず、コンピュータ・ゲームを止めようとせず、話もしない。 やがて外で遊ぶようになるが、その友達の名前は全て誘拐され殺された少年の名前ばかりだった....。 悲しく切ないホラーSF。 F.M.バズビーの「きみの話をしてくれないか」は、女性の死体を扱う売春宿を舞台にした、奇妙で危ない短編。 幻覚剤と官能剤を飲み、同僚たちに誘われるままネクロハウス(屍姦宿)へ行くはめになる主人公が、 そこで出会った(?)少女に惹かれてゆく....。 ネクロフィリア(死体愛好症)でもない彼が抱く、叶うことのない愛情。 しかし、同僚のヴァンスが売春宿に入る前に言う「口をきかないことが大事なんだ」がキーポイントか? 他に収録されているのは、 バイオ技術により女性が不要となり男性へと転換...

みうらじゅん『アイデン&ティティ 24歳/27歳 』

最近はコミック(マンガ)もめっきり読まなくなったし、自分で買うこともなくなった。 私がマンガをよく読んでいた頃にくらべて作家の数も増えたし、どの作品が面白いのか全然わからない。 友人に借りて読むくらいで、この『アイデン&ティティ』もその一冊。 本書は「アイデン&ティティ」と「マリッジ」という二部構成になっている。 みうらじゅんというのもボブ・ディラン好き(コレクター)の絵書きというのを知ってるだけで、 マンガも出してるんだという感じだったのだが、薦められて読んでみたらすごく面白かった。 バンド・ブーム真最中(1988年頃?)にデビューした”SPEED WAY”というバンドのギタリスト中島が主人公。 SPEED WAYはお手軽にでっち上げたバンドで、ブームにのりメジャーデビューし人気者になっていったが、 ある日中島のアパートにハーモニカホルダーをつけて、ギターを持ったボブ・ディランが “今夜泊めてくれないか”といって訪ねてきたところから、中島は自分のやりたい音楽(=ロック)と、 現在の自分の演奏している音楽のギャップに苦しむようになる。ちなみにディランは中島にしか見えないし、 コンサート会場や飲み屋や彼女の部屋などどこにでも現れる。 自分の表現したいことと、売れる/売れないというレベルでのギャップ、バンドと社会の関係に苦しんだり、ファンの女の子や、 自分を支えてくれる女性との関係に悩んだりしているところへ、 ディランは「I Threw It All Away」や「Like A Rolling Stone」、「It's All Over Now Baby Blue」、「Buckets Of Rain」 といった歌を歌いながら現れ、中島の心の奥底に潜んでいるロックや生きていく事に対するピュアな感情を刺激する。 中島は次第に自分の内面から沸き起こる思いを周囲に向けて主張していくことにより、多くの物を失っていく。 しかし自分で歌い始める事によって未来に光を見い出すところで第一部が終わる。  第二部は友人の結婚式場にジョンとヨーコが現れる所から始まる。もちろん、中島にしか見えない。 第一部に続きバンドの方向性や自らの表現への苦悩が描かれているが、第二部は愛がテーマとなっているようだ。 遠く離れてしまった恋人への想いと身近にいる女性への欲情。さらに内面を見つめる中島にジョ...

THE SMITHEREENS『ESPECIALLY FOR YOU』

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1986年、アルファ/エニグマよりリリース (JPN)のアルバム。 スミザリーンズはアメリカ・ニュージャージーで小学校からの友人だったギターのジム・バジャックと ドラムのデニス・ディケン、ベースのマイク・メサロスが、地元新聞にボーカリストを求む広告を出したところ、 パット・ディニジオが加わり1970年代の終りに結成された。 ニュージャージーやニューヨークでクラブ・サーキットを続けながら、1980年10月にはD-Tone Recordsから 1枚目のEP「Girl About Town」をリリースした。 1983年にはLittle Ricky Recordから5曲入りミニ・アルバム『Beauty And Sadness』をリリースするが、 アメリカでは大きなブレイクには至らず、ミニ・アルバムがヒットしたスカンジナビアへ行ったり、 オーティス・ブラックウェルのツアーにバックバンドとして同行したり、 共にレコーディングをしていた (『Beauty And Sadness』は1988年にEnigma Recoredsより4曲入りミニ・アルバムとして再発されている)。 1985年スミザリーンズはエニグマ・レコードにデモ・テープを送り契約を結ぶ。 2週間でレコーディングされ、ほぼ1年間ビルボードのトップ100以内に留まり、 ゴールド・ディスク獲得というヒットとなったファースト・アルバムが 『Especially For You』だ。 ボトムを強調したイントロから始まる「Strangers When We Meet」。 パットが同名の映画からインスパイアされて作ったと言うこの曲は、ソリッドなギター、 アコースティック・ギター、マーシャル・クレンショウのオルガンにのって歌う パットのボーカルとメロディが新鮮。ミディアムなテンポで恋心を打ち明ける「Listen To Me Girl」、 ガレージな曲調の「Groovy Tuesday」と続く。 アコーディオンが印象的に使われている「Cigarette」。 アコーディオンを弾くケニー・マーゴリスは、Mink Devilleの「Coup de Grace」などに参加していた。 恋人と過ごす時間を、短くなっていく煙草の赤い火と煙りに見立てた歌詞はロマンチック。 ロイ・オービソンの「Pretty Woman」をちょっぴり思せるイントロの「Ti...

石井聰亙&バチラス・アーミー・プロジェクト『アジアの逆襲』

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1983年9月21日、日本コロムビアよりリリースのアルバム。 映画監督、石井聰亙。 『狂い咲きサンダーロード』では、泉谷しげる、THE MODS、PANTA & HALの楽曲を、 『シャッフル』ではヒカシューを音楽に起用。そして『爆裂都市』は言うまでも無く、 大江慎也、池畑潤二をフューチャーしたロック・ムービーだった。 その石井聰亙が1982年9月、ギターには後にルースターズに参加する下山淳、 ベースにはヤンジ、ドラムには郷森信宏というメンバーでバチラス・アーミー・プロジェクトを結成。 新宿ロフト等でライブを重ね、1983年9月21日にルースターズのメンバー花田、井上、池畑が参加したLP『アジアの逆襲』 をリリースした。 このころ石井は、ルースターズはもちろん、スターリンやINU、スロッピング・グリッスル等にも影響を受けていたようだ。 このアルバムもパンキッシュ、アバンギャルドな面も合わせ持った音づくりとなっている。 石井のボーカルはこの演奏に合っていて、意外と言っては失礼だがいい感じだ。 歌詞は全て石井の作詞。泉谷しげるの世界を思わせる「Backstreet Gangstars」の他は、呪文のように繰り返しの多い 歌詞だが、右傾化を揶揄するような「機能障害」、念仏(?)を唱える「アジアの逆襲」、 「人間以上」などには印象的な言葉が使われている。 インストルメンタルの曲もあり、安藤広一がキーボードを担当した。 以下、作曲者とレコーディング・メンバーを紹介。 なお全てのボーカル、特記以外の全作詞は石井聰亙、全編曲はバチラス・アーミー・プロジェクト。 SIDE A : ASIA-SIDE 1. アジアの壊滅 作曲/バチラス・アーミー・プロジェクト ナレーション:小林克也 Synth:安藤広一 2. 機能障害 作詞/石井聰亙・福屋芝美、作曲/ヤンジ Guitar:下山淳 Bass:ヤンジ Drums:郷森信宏 Vocal:小林克也 3. Be Blood My Beat 作曲/バチラス・アーミー・プロジェクト Guitar:下山淳 Bass:ヤンジ Drums:郷森信宏 4. Go Street, Do Fight 作曲/バチラス・アーミー・プロジェクト Guitar:下山淳 Guitar:花田裕之 Bass:井上富雄 Drums, Percussion:池畑潤二...

THE PRESIDENTS OF THE UNITED STATES OF AMERICA「VIDEO KILLED THE RADIO STAR」

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1997年11月1日、ソニーからリリース (JPN)のコンピレーション・アルバム『RARITIES』より。 「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」は、 映像という新しいメディアによって葬られたラジオ・スターのことを想う内容だが、バグルスが1979年に発表した時は 徐々にビデオ=ビデオ・カセット・レコーダーが人々の間に浸透しつつあった時と重なったのも影響してか、大ヒットとなった。 といっても私はカー・ラジオから流れてきたこのPUSAバージョンのこの曲を聴いて気に入ったのだが。 ナチュラルなギターとボーカルだけの導入部から、ドラム、分厚いベースが入り、歪んだギターのストロークにあわせ、 ”♪Video Killed The Radio Star~”と歌われるところがなんともかっこいい。 ところでベース/ボーカルのクリスは6弦ギター(ギブソン・メロディメーカーやレス・ポールスペシャル)に ベース弦の1、2弦を張り、2弦ベースとして使用していた(彼はこれをベーシターと名付けていた)。ギターのデイヴもストラトキャスターにギターの弦を3本張って使用している。チューニングもC#、G#、C# にしているという、ユニークなセッティングでライブやレコーディングをしていた。 ドラムのフィルを声で表現したり、 ラジオ・ボイス・エフェクトが鼻つまみ声だったりと彼等の持ち味のユニークなアレンジもそこかしこにあり、 かっこよく、楽しくもあるカバー曲だ。 このバージョンは彼等が1997年に来日した時の記念盤としてリリースされた『Rarities』に収録。 このCDにはチャック・ベリー「Too Much Monkey Business」やMC5「Kick Out The Jams」のカバー曲も収録されている。なおライブ・バージョンがシングル「Dune Buggy」にカップリング曲として収録されている。 御存じだとは思うが、バグルスのオリジナルは女性コーラスやシンセサイザーを使用した、 ポップでエレクトロニックなアレンジ。デビュー・シングルとしてリリース、 全英1位を記録(全米では40位)した。デビュー・アルバム『The Age Of Plastic』に収録されている。